MOSSAが提供する人気の格闘技エクササイズ『グループファイト』
この記事ではグループファイト大好きな管理人のやまぴーが、グループファイトの曲構成と各曲の特徴、さらに四半期ごとにある新曲とミックス期間について説明します。
※グループファイトの基本説明については、別記事『グループファイト基本説明』をご覧ください。
- グループファイトの曲構成について
- グループファイトの[WARM-UP](ウォームアップ)について
- グループファイトの[BOX](ボックス)について
- グループファイトの[MUAY THAI](ムエタイ)について
- グループファイトの[KICKS](キックス)について
- グループファイトの[MIXED MARTIAL ARTS](エムエムエー)について
- グループファイトの[SUPER BOX](スーパーボックス)について
- グループファイトの[CONDITIONING](コンディショニング)について
- グループファイトの[COOL DOWN](クールダウン)について
- グループファイトの[BONUS](ボーナス)について
- グループファイトの新曲期間とミックス期間について
- グループファイトのシーズンに関するトリビア
- グループファイト曲構成まとめ
グループファイトの曲構成について
はじめに、グループファイトの曲構成について説明します。グループファイトは1シーズンにつき、ボーナス含め以下のように全12曲で構成されます。
01.[WARM-UP] ウォームアップ
02.[BOX] ボクシング
03.[MUAY THAI 1] ムエタイ
04.[KICKS] 蹴り技
05.[MIXED MARTIAL ARTS 1] 総合格闘技
06.[SUPER BOX] ボクシング
07.[MIXED MARTIAL ARTS 2] 総合格闘技
08.[MUAY THAI 2] ムエタイ
09.[CONDITIONING] 筋力トレーニング
10.[COOL DOWN] クールダウン
11.[BONUS] ボーナス曲
12.[BONUS] ボーナス曲
1曲あたりの長さは4~5分程度。はじめに右側から始まるコリオ(動き)を行い、次に左側から始まるコリオを行って1曲が終了します。ムエタイと総合格闘技のみ、左側が終わったあとに「ピーク」と呼ばれる追い込みの動きがあります。
また、グループファイトはレッスン時間により、60分、45分、30分と3つタイプあります。
60分のレッスンでは1~10曲目までの全10曲を行います。45分では、1~10曲目までの7曲目と9曲目を除いた全8曲、30分では1~5曲目までとクールダウンを少し行います。
どのレッスンでも、2~3曲に一回のペースで水分補給を兼ねた休憩が入ります。しかし、レッスン中は自分のペースでいつでも休憩を取ってOKです。
なお、レッスンに使用されている曲はSAIFAM(サイファム)というレコードレーベルが提供しています。歌っているのはすべて本人ではなくソックリさんです。ソックリでない人もたまにいます。
つづいて、各曲の特徴を紹介します。
グループファイトの[WARM-UP](ウォームアップ)について
はじめに行う[WARM-UP](ウォームアップ)は、その名のとおり準備運動です。比較的スローな動きで身体をほぐし、本格的に動く準備をします。
動きはジャブやクロス、フックやアッパーなどのパンチ技がメインです。キックやニーなどの足技はほぼ登場しません。パルスやフットワーク、シャッフル、スクワットといった動作以外の動作も登場します。
初心者の人がグループファイトの動きに慣れる時間でもあります。ペースがゆっくりなので、経験者も立ち方やパンチの軌道を再確認するよい機会になります。
なお、ウォームアップとはいえストレッチなしでいきなり動きます。ストレッチはレッスン前に軽くでも済ませることをオススメします。ケガの防止になるし。
全体的に運動強度は低めです。早く暴れたいからといって、ウォームアップで激しく動いていると変人扱いされます。
登場する主な打撃技
ジャブ、クロス、フック、アッパー、ボディ、ダウンパンチ、スピードバッグなどパンチ技全般。
グループファイトの[BOX](ボックス)について
2曲目に行うの[BOX](ボックス)は、ボクシングの動きがメインです。パンチ技はウォームアップでも登場していますが、ボックスは動きの速さが違います。グループファイトは2曲目からが本番になります。
パンチ技のみでキックやニー(ヒザ)は登場しません。しかし、途中でパンチを止めて足をトレーニングする時間があります。その場で跳んだり走ったり、反復横跳びやキャリオカと呼ばれる特殊な移動を行ったりします。
運動強度は中ぐらい。ウォームアップで身体をほぐし、ボックスで心拍数を上げ、3曲目へつなげていきます。
登場する主な打撃技
ジャブ、クロス、フック、アッパー、ボディ、スピードバッグなどパンチ技全般。
グループファイトの[MUAY THAI](ムエタイ)について
3曲目および8曲目(45分版では7曲目)に行う[MUAY THAI](ムエタイ)は、その名のとおりエルボー(ヒジ打ち)とニー(ヒザ蹴り)などのムエタイの動きがメインになります。
エルボーには、下から打ち上げるエルボーや斜め下に振り下ろすエルボーなど様々な種類があります。また、ニーもその場で行うニーや大きく跳ぶジャンプニーなどがあります。
特に、ジャンプニーは難易度が高く、かつ決まったときのポーズがカッコいいため、グループファイトの花形的存在としてマニアに愛されています。一方であまりに運動強度が高いため、嫌いな人はとことん嫌いだったりします。
全体を通して動きが激しく運動強度は高め、というかムエタイがグループファイトで一番強度が高いです。特にクライマックスとなるムエタイ2は、シーズンによっては「殺す気か?」と思えるときがあります。
登場する主な打撃技
ディセンディングエルボー、アセンディングエルボーなどエルボー(ヒジ打ち)技全般。
ニー、プロパルジョンニー、ジャンプニーなどニー(ヒザ)技全般。
ジャブ、クロス、フック、アッパー、ボディ、スピードバッグなどパンチ技全般。
グループファイトの[KICKS](キックス)について
4曲目の[KICKS](キックス)は、その名のとおり蹴り技がメインです。パンチ技はなく蹴り技だけで構成されています。蹴る方向も前・横・後ろ、さらにラウンドハウスキックと呼ばれる回し蹴りまであって全方位カバーされてます。
グループファイトのキックは、サッカーシュートのように蹴り上げるのではなく、一度ヒザを持ち上げてキックします。ですので初心者はけっこう戸惑うことがあります。特にサイドキックとラウンドハウスキックは混同しやすく、初心者の初めの難関でしょう。
また、蹴り出す前に「セット」と呼ばれる構えのポーズで静止することがあります。蹴り出す前の片足立ちでブレずに静止する。これこそがキックスの神髄です。そう、キックスとはバランストレーニングのパートなのです。
バランストレーニングなので激しい動きはなくテンポもスローです。運動強度も低めで、3曲目で上がった心拍数を落ち着ける時間でもあります。
登場する主な打撃技
フロントキック、バックキック、サイドキック、ラウンドハウスキックなどキック技全般。
グループファイトの[MIXED MARTIAL ARTS](エムエムエー)について
5曲目および7曲目は[MIXED MARTIAL ARTS]。「ミックスドマーシャルアーツ」と読み、訳すと「総合格闘技」になります。頭文字をとって「MMA」(エムエムエー)と言われることもあります。
MMAはパンチ技もキック技もどちらも登場します。さらに総合格闘技ならではのタックルやタックル潰し、空手パンチや刀を振りまわす動作まで「なんでも有り」といわんばかりに登場します。
さらにさらに、バトルロープやメディシンボールを使った打撃以外のトレーニングの動きまで登場します。他の曲でも使われてますが、トレーニング動作といえばMMAです。でも打撃愛好家には「リングの外はいらん」とウケが悪かったりします。
運動強度は中ぐらいの設定ですが、シーズンによっては高いです。とくに、30分のラストになるMMA1は強度高めな気がします。一方、MMA2のほうは運動強度は控えめでトリッキーな動きメインなことが多いです。
なお、MMA2は通常45分版では使用されませんが、インストラクターによってはムエタイ2の代わりにMMA2を使用する人もいます。
余談ですが、5曲目は昔[FIGHT](ファイト)と呼ばれていました。プログラム名自体も『グループキック』でした。アメリカではJUL15から、日本ではJAN16から名称変更されています。でも内容はほとんど変わってないです。
登場する主な打撃技
シュート、スプロール、正拳、サムライソードなど総合格闘技の動き。
バトルロープ、サンドバッグ、メディシンボール、スレッジハンマーなど特殊器具を使った動き。
ジャブ、クロス、フック、アッパー、ボディ、スピードバッグなどパンチ技全般。
フロントキック、バックキック、サイドキック、ラウンドハウスキックなどキック技全般。
グループファイトの[SUPER BOX](スーパーボックス)について
6曲目の[SUPER BOX](スーパーボックス)は、2曲目と同じくボクシングの動きがメイン。しかし「スーパー」と付いてるだけあって動きが激しいです。例えるなら華麗なフットワークでパンチを連打するボクサーのイメージです。
パンチの手数も足のトレーニングも2曲目よりキツいです。運動強度はムエタイと並ぶほどの高さに設定されています。グループファイトの心拍数ピークはムエタイとスーパーボックスです。スピードの速さは、スーパーボックスがグループファイト中でダントツの一番です。
なお、45分版の場合は休憩を挟まずスーパーボックスとムエタイ2が行われます。ピークの次にまたピークって60分版よりキツくないか?と、いつも思ってます。
登場する主な打撃技
ジャブ、クロス、フック、アッパー、ボディ、スピードバッグなどパンチ技全般。
グループファイトの[CONDITIONING](コンディショニング)について
60分版の9曲目に登場する[CONDITIONING](コンディショニング)は、有酸素運動ではなく筋力トレーニングです。「筋コン」の愛称で親しまれています。
自重ベースの筋トレで、腕立て伏せや腹筋などを行います。心拍数は上がりませんがキツいです。これが苦手で45分版を選ぶ人もいるくらいです。
シーズンによって、キツさにけっこう差があります。延々とひとつの動作を続けるシーズンは、それが苦手な人にとっては地獄でしょう。ちなみにやまぴーは尻トレが大嫌いです。SPRING08とJUL10とJAN15のシーズンはこの世から消滅してほしいと思ってます。
床に座るor寝る動作が多いため、事前にマットかタオルを用意します。
登場する主な動き
プッシュアップ、カール、クランチ、ホバー、ヒップリフト、ランジなどトレーニングの動き全般。
グループファイトの[COOL DOWN](クールダウン)について
最後は[COOL DOWN](クールダウン)。ストレッチを行うことで筋肉の疲労を逃がし、また心拍数を平常時に戻します。APR19のシーズンより、止まって行う静的ストレッチから動きながら行う動的ストレッチに変わりました。(MOSSAプログラムすべて)
グループファイトのクールダウンには『型(かた)』と呼ばれる太極拳のような動きが組み込まれることが多いです。
なお、1曲目と同じくクールダウンも激しく動いていると変人扱いされます。というかクールダウンの前までに完全燃焼しろって話です。
登場する主な動き
ランジ、サイドランジ、カール、ツイスト、前屈などストレッチの動き全般。
グループファイトの[BONUS](ボーナス)について
[BONUS](ボーナス)とはジャンルではありません。[BONUS BOX]や[BONUS KICKS]のように、1シーズンごとにジャンルはランダムで2曲のボーナス曲が入っているのです。「オマケ」や「別バージョン」と考えるとよいでしょう。ボーナスは、新曲解禁の1ヶ月間は行うことできません。新曲期間が終わりミックス期間になって初めて解禁となります。ボーナスは絶対にやらなくてはいけないワケではないため、インストラクターによってはボーナスをやりません。というか面倒だから覚えないのでしょう。
逆にレア度が高いため、マニアに愛されます。やまぴーはボーナス大好きです。1レッスンでボーナス複数入れられるとヨダレが出てきます。「ボーナス好きなイントラに悪い奴はいない」と思ってます。
しかし、ハッキリ言ってボーナスの曲はハズレも多いです。昔のたとえでいえば「B面の曲」です。単調なコリオの繰り返しで「やっつけ仕事だなあ」と思える曲がいくつもあります。MOSSAに頑張ってもらいたいところです。
一方で、クオリティ高い曲もあります。やまぴーが好きな一例を挙げると、”Fight Song”(OCT16)、”Ultimate Destruction”(APR13)、”London Bridge”(APR10)、”Faster, Harder, Scooter”(OCT09)などです。遭遇できたときは泣いて喜びます。
グループファイトの新曲期間とミックス期間について
グループファイトでは3ヶ月ごとに新しい曲と動き(新曲)がリリースされます。本国のアメリカでは1、4、7、10月ごとにリリースされ、日本は2ヶ月遅れの3、6、9、12月に新曲発表となります。
新曲が発表された1ヶ月間は全インストラクターが新曲でレッスンを行います。特例として、月の後半はMOSSAへ申請すれば新曲以外でレッスンが行えます。周年イベントと重なるときなどに、申請されることが多いようです。
新曲期間後の2ヶ月間はMIX(ミックス)期間と呼ばれ、これまでにリリースされた曲(シーズンといいます)をインストラクターが選んでレッスンを行います。ボーナスもここで行われます。
ボーナスを含め、MIX期間はインストラクターの選曲でレッスンが行われますが、インストラクターによって選択できるシーズンが異なります。一般的に、古参のインストラクターほど選択できるシーズンが多いです。
グループファイトのシーズンに関するトリビア
グループファイトのシーズンはリリースごとに「月+西暦下2桁」の名前があります。例えば、米国で2019年1月にリリースされたシーズンは「JAN19」と表記されます。読み方は「ジャニュアリーナインティーン」です。短縮して「ジャンじゅうきゅう」と呼んだりもします。
グループファイトが日本に導入されたのは「FALL07」(フォールオーナイン)からです。この頃は月ではなく季節表記でした。FALL07のシーズンを持っているインストラクターはとても貴重な人材です。
グループファイトの提供会社であるMOSSAが南半球に進出したとき、季節表記から月表記に変わりました(南半球では季節が逆転するため)。そのため、「SPRING09」までは季節表記、「JUL09」からは月表記となっています。
グループファイト曲構成まとめ
グループファイトの曲構成についてまとめると、以下の通りです。
- 1シーズンでボーナスを含め12曲発表される
- 60分で10曲、45分で8曲、30分で5曲を行う
- [WARM-UP]ではパンチと移動で基本を覚える
- [BOX]ではボクシングの動きで心拍数を上げる
- [MUAY THAI]ではムエタイの動きで心拍数を最大に上げる
- [KICKS]では蹴り技でバランストレーニングを行う
- [MIXED MARTIAL ARTS]では総合格闘技の多様な動きを行う
- [SUPER BOX]ではボクシングの動きで心拍数を最大に上げる
- [CONDITIONING]では筋力トレーニングを行う
- [COOL DOWN]ではストレッチを行い心拍数を下げる
- [BONUS]は2曲ありミックス期間に行う
- 新曲期間1ヶ月とミックス期間2ヶ月を交互に繰り返す
各曲の構成や動きの意味がわかれば、グループファイトがもっと楽しくなるはずです。
これからも一緒に楽しんでいきましょう!
Let’s MOVE!
◆グループファイト使用曲リンク
JAN25 APR25 JUL25 OCT25
JAN24 APR24 JUL24 OCT24
JAN23 APR23 JUL23 OCT23
JAN22 APR22 JUL22 OCT22
JAN21 APR21 JUL21 OCT21
JAN20 APR20 JUL20 OCT20
JAN19 APR19 JUL19 OCT19
JAN18 APR18 JUL18 OCT18
JAN17 APR17 JUL17 OCT17
JAN16 APR16 JUL16 OCT16
JAN15 APR15 JUL15 OCT15
JAN14 APR14 JUL14 OCT14
JAN13 APR13 JUL13 OCT13
JAN12 APR12 JUL12 OCT12
JAN11 APR11 JUL11 OCT11
JAN10 APR10 JUL10 OCT10
WINTER09 SPRING09 JUL09 OCT09
WINTER08 SPRING08 SUMMER08 FALL08
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