ジョジョリオン「#95 終わりなき厄災 その①」のネタバレ感想と考察[ウルトラジャンプ2020年4月号]

ジョジョリオン「#95 終わりなき厄災 その①」のネタバレ感想[ウルトラジャンプ2020年4月号]

 

ウルトラジャンプ2020年4月号に掲載されたジョジョリオン第95話『終わりなき厄災 その①』のあらすじと感想を、ジョジョ歴30年の管理人やまぴーがネタバレありで語らせていただきます。

※これまでのジョジョ全般のネタバレにも触れていますのでご注意ください。

 

なんか今月号分厚いな。

 

ジョジョファンのみなさま、2ヶ月ぶりのご無沙汰です。

まさか休載の間に世間がこんなウイルスパニックになるとは驚きです。
パープル・ヘイズだかブレイン・ストームだかマニック・デプレッションだか知りませんが、早く平穏が戻るといいですね。

あ、マニック・デプレッションは小説「恥知らずのパープルヘイズ」に出てくるスタンドです。

 

ファンの間では『恥パ』の愛称で親しまれている名作。上遠野先生から溢れ出るジョジョ愛がすごいです。ジョジョ好きほど楽しめるはず。

そういえば、同じく5部を舞台とした小説にはウイルス除去のスタンドも登場してました。

ただ、こちらの小説は個人手にはあんまり…。紹介しといてアレですが。

 

※追記 こんな記事書きました。20,000字ぐらいあります↓

ジョジョリオンの謎と矛盾点と疑問点まとめ [ネタバレ&考察あり]
ジョジョの奇妙な冒険の第8部となる『ジョジョリオン』。 この作品には数多くの「謎」が登場するため、混乱している人も多いはず。 というか、99%の人は混乱しているはずです。 そこで、ジョジョを溺愛する管理人のやまぴーが、ジョジョ...

 

前回のあらすじを忘れた人は↓

ジョジョリオン「#94 危険な追跡 その⑥」のネタバレ感想と考察[ウルトラジャンプ2020年2月号]
ウルトラジャンプ2020年2月号に掲載されたジョジョリオン94話『危険な追跡 その⑥』のあらすじと感想を、ジョジョ歴30年の管理人やまぴーがネタバレありで語らせていただきます。 ※これまでのジョジョ全般のネタバレにも触れていますの...

 

スポンサーリンク

ジョジョリオン95話のあらすじと感想

扉絵は『LOCACACA6251』により左半身の一部が岩化した主人公、東方定助(ひがしかたじょうすけ)。

アオリは
傷つき見えるのは――

目から岩生えてますけど見えるんでしょうか。片目が呪術廻戦の花御みたいです。新パーツのせいか、旧パーツのすきっ歯はもう終了っぽいです。

そして主人公なのに今回も出番はここだけです。

 

ページをめくると、舞台は東方邸。バラバラと登場しているのはジョジョリオンの影の主役といわれるカブトムシ&クワガタムシのムシキングの皆さま。群がっているのは前回の矢印暴発で露呈した新ロカカカの鉢植えです。

アオリは
連鎖する災い…
これは偶然ではない。

 

水滴貫通によるダメージに片手を抑える東方密葉(ひがしかたみつば)。回を重ねるごとに偽鼻が精巧になってます。

『ス…スタンド攻撃』……
ま……間違いない……これは…
『厄災』……

爆発のあった部屋にやってきた家長の東方憲助(ひがしかたのりすけ)。後ろには常秀(じょうしゅう)、(はと)、大弥(だいや)と、モブ化した子どもたち。
部屋で待ち構えるのは、もはや悪役となった東方常敏(ひがしかたじょうびん)と、呪いで折り紙と化しつつある息子のつるぎ

物語の佳境に東方家が全員集合です。一人足りない気もしますが、彼女はもう出てこないほうがいい気がします。

騒動を何事かと尋ねる憲助は、トイレの中で溺れる広瀬康穂(ひろせやすほ)のスタンド、ペイズリー・パークを見つけます。急いでトイレの中からスマホを拾い上げる憲助。
P・Pが康穂ちゃんのスタンドであることを憲助がどこで知ったのか、少し気になります。つるぎ経由でしょうか。

いったい!?
おまえたち何をしているのかと聞いているのだァァ――ッ

怒鳴る憲助に対して静かに語る常敏。顔に落ちた陰が深すぎて顔が見えないくらいです。

これは「正しい道」だ

つるぎの病気を治すため、東方家があらゆる事に勝つために、行っている行動だと言う常敏。ヴァレンタイン大統領みたいな物言いです。

たぶん、常敏の最期も大統領みたいになるでしょう。

 

東方邸の外では、康穂ちゃんがスタンドのダメージにより身体が崩れ落ちいくほどの重傷に陥っています。

ズルズルと這いずる康穂ちゃんが視線を上げると、そこにはTG大学病院院長明負悟(あけふさとる)の後ろ姿が。前回塀の外に姿を消したはずの院長が、ガレージの車のボンネットによっこらしょと腰を掛けています。
ちょっと面白いな院長。

死にかけの康穂ちゃんからも「なんなんだ」とツッコまれる院長。この神出鬼没っぷりは生身の人間とは思えません。この後ろ姿自体が何者かのスタンドなのかも。遠隔自動操縦タイプの。

憲助へ、消え入りそうな声でスマホを電源の近くに移動してくれと言う康穂ちゃん。一方、康穂ちゃんは侵入者だからスマホを水に戻してくれと言う常敏。
憲助は選択を迫られます。

 

常敏 おまえが新ロカカカの「枝」を持っていたのか!?

破壊された壁の向こうに見える倒れた「」を見ながら尋ねる憲助。ロカカカという言葉に周りの家族も驚きます。

そして実は火事のときにこっそり枝ゲットしてたと認める常敏。「スマンありゃウソだった」の一言さえありません。気持ちいいくらいの悪びれなさ。

ずっと続いている先祖からの「呪い」は解けるんだ

あと数時間たてばロカカカの果実でつるぎを治せる。だから今、新ロカカカの存在を外に出してはならない。それが常敏の考えです。

一方で「呪い」という言葉に反応する憲助。これまでフルーツパーラーの件でも、つるぎの病の剣でも常敏と考え方が合わなかった憲助。そして自分の考え方が古かったのかもしれないと認めるリンゴォ憲助。

しかし、「呪い」が解けるのであれば長男である常敏に従う姿勢を見せています。

マジかよッ!!とスマホのなかで動揺する康穂ちゃん。

だが…但しだ……
我々が「正しい道を」間違いなく歩いているならばだ

 

そう、憲助は「鉢」に気になる「臭い」の痕跡を見つけたのです。炭治郎並の嗅覚を持つ憲助、そして水の呼吸は使えませんがスタンドは使えます。

憲助は鉢植えに付いた臭いの痕跡を調べるためスタンド、キング・ナッシングを出します。次々と鉢に付着していくジグソーパズルの欠片、その能力は「臭いの追跡」です。
ミステリー向きの能力でありながら、夜露戦で一度登場して以降は姿を消した不遇のスタンドでもあります。

ジグソーのピースが、どんどん人の形になっていきます。こんな擬態能力、初登場のときはなかったのに。これならムーディー・ブルース代わりにもなるじゃあないですか。人は必ず体臭あるし。

ジグソーパズルのピースが組み合わさってできた欠損した指、そしてふてぶてしい顔。その姿はもちろんオージローこと笹目桜二郎(ささめおうじろう)です。

 

あれは「マコリン」の彼氏ッ…!!

ママ友の密葉が思わず叫びます。二人の死は新聞でも取り上げられています。そして家族の後ろには遺影のようにオージローマコリンの写真と新聞記事が。

これ、絶対ファンサービスですよね。マコリンファンが急増したための緊急措置ですよね。
やまぴーのなかでジョジョリオンのパワーワードは、1位がパラワン2位がマコリンです。

どうでもいいけど、驚いたときの大弥ちゃんの目ん玉ギョロリっぷりがすごい。でも大弥ちゃんって弱視だからオージロー見えてないよね。何に驚いてるんだ?

 

窓から出ようとするジグソーオージローを見ている憲助の視界に、東方邸の外で死にかけている康穂ちゃんの姿が。

驚いた憲助が常敏へ振り向いたそのとき、常敏の右手が憲助の肩に添えられます。常敏の両目からは大粒の涙が。

すまない……
父さん……どうかオレを
この「道」を後へは戻れない…
オレを許してくれ

涙を流しながら許しを請う常敏、その後ろにはスタンド、スピード・キングの姿。
グツグツと音を立てて、憲助の顔と手の血管が沸騰し破裂。血を吹き出しながら憲助が倒れ込みます。後ろで騒然となる家族たち。

 

悪墜ちした常敏、まさか親殺しまでやってしまうとは。
親殺しといえばディオもやっていますが、直接手を下すことなく時間を掛けての毒殺です。ダリオがガチのゲス野郎にも関わらず。
ディオよりはるかに常敏のほうがゲス野郎ですね。でもラスボスになれるほどの華はない。このままゲス野郎としての道を進んでほしいものです。

つるぎは呪いが進行したのか、身体を布のようなものが被いはじめます。礼さんのドギー・スタイルよりもっと太めです。でも症状的には、聖なる遺体で変貌したルーシーに近いかも。

倒れる憲助を見て驚くモブ3人にスピード・キングを繰り出す常敏。寿司職人のような手つきをスタンドにさせながら常敏が話します。

覚悟を……決めろ…!!
さもなくば…………口を閉じろ

 

自分の行動が「正しい道」であると決めつけて常敏は家族会議を強制的に終了。そして戸棚から黒いビニールらしきものを取り出すと、その中に憲助を梱包します。
常敏の行動に唖然とする密葉たち。

ここでようやく#83シーンに繋がる伏線がひとつ回収されました。あとはつるぎの「呪い」が完治すれば完成です。

………いや、読み返してみると東方家の連中がのんびりティータイムしてます。あの惨劇を見たあとでティータイムはないですね。しかも大弥ちゃんが「おじいちゃん呼んできて」とか言ってるし。

またやっちゃったなぁ

 

果実の収穫時である日没はもうすぐ。それで東方家はすべてを手に入れて勝つことができる。
そう考える常敏ですが、ふと憲助が持っていたスマホ(=康穂ちゃん)が見当たらないことに気づきます。

振り返ってみるとスマホはコンセントのすぐ近くに。一瞬、スマホを蹴り出したかに見える常秀の足。しかし、理由がなんであれスマホに閉じ込められていたペイズリー・パークは、外にいる本体の康穂ちゃんと合流を果たしました。

 

常秀、兄に言い返せないヘタレながらナイスアシスト。このまま康穂ちゃんと合流して定助チームへ移籍してほしいです。だって康穂ちゃんのちぎれた腕をつけるには、ナット・キング・コールは必須でしょう。

助けを… ここに呼ばなくては……

いまだ瀕死ながらスマホをつかむ康穂ちゃん。そしていまだに後ろを向いたまま立っている院長。まだいたのか。
しかし、この状況だと見方によっては味方にも見えます。シャレじゃなくて。
やはり「院長=透龍」ということで康穂ちゃんの味方なのでしょうか。そうじゃなくても、現状は院長より常敏のほうがよっぽど「敵」です。

 

この「厄災」は密葉が病院から帰った時から続いていた、と密葉が考え始めます。そして密葉の周りのつるぎと常敏、そして東方家、そして定助と康穂ちゃんも巻き込んだのだ、と。

いや、院長の攻撃は厄災のひとつであって、発端は密葉の考えるずっと前からでしょう。ただ、ひとつ言えるのは、常敏の行動は厄災をさらに招く結果となっています。
新ロカカカの枝を家族で団結して守ればこのような結果にはならなかったはずです。果実は何個もあるんだから、ひとつ定助にあげて味方にする手段をあったのに。

そう思うと、常敏が登場時に言っていた相田みつをの言葉、『うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる』が見事に表現された展開になってますね。でもこの伏線は偶然でしょう。

 

アオリは
全ては続いていた…

東方邸から脱出した康穂ちゃん。ここから東方家に味方するとは思えません。物語はいよいよ三つ巴の展開に突入です。

 

ジョジョリオン95話のまとめと考察

ジョジョリオン95話をまとめると、ポイントは以下のとおり。

  • 東方邸にいた全員が新ロカカカの存在を知る
  • 康穂を助けるか否かで常敏と憲助が対立する
  • 憲助のスタンドにより、常敏はオージローとマコリンを殺害したことを知られる
  • 常敏がスタンド能力で憲助を始末する
  • 康穂はペイズリーパークと合流し、東方邸から脱出する
  • 院長はまだ東方邸にいる

タイトルは「終わりなき厄災」に変わりましたが、話は「危険な追跡」からの続きです。話数が伸びたので仕切り直しでしょうか。

ついに常敏の手で始末された憲助。しかし、明確に死んでいる描写がないのでまだ生死は不明。というか、おそらく生きてるでしょう。

決別の決定打となったオージローの殺害ですが、もともと襲ってきたのは向こうだから話せば分かってもらえたのでは、という気がします。ただ、花都のときもそうですが、東方家はたとえ悪党でも「一族の呪いに他人を巻き込むこと」を嫌うところがあるみたいです。マコリン始末せずにつるぎと埋めればよかったのに。

そもそも、つるぎの呪いの進行から考えると、すでに憲助とつるぎは二人で祠に入っているのでは?という疑問も起こります。

そして、常敏はじめ新ロカカカへの過剰な期待感。定助の誕生も「等価交換」の域から出ていない気がするのですが。いまのままでは「呪い」は終わらないと思います。

ともあれ東方邸から脱出できた康穂ちゃん。ヘルプ要因が定助か透龍くんかで展開は大きく変わりそうです。定助が送ったバイク便の行方も謎のままだし。(謎のままな気もしますが)

そして次号、完熟ロカカカを待つ常敏ですが、実はいち早く新ロカカカの実を食べて知能をつけたパラワンたちが常敏に反旗を翻します。チョコラータよろしく常敏の脳を食い破り、開けた穴にボンドを詰めて常敏のロボトミー化に成功。東方家へ復讐を始めます。

兄の仇を打つために立ち上がった常秀は、康穂ちゃんのちぎれた右腕の代わりに日焼けしたオージローの腕をジョイント。列海王の腕をつけた愚地克己よろしく康穂ちゃんが戦線復帰です。
さらにTG大学病院から駆け付けたドクター紅葉が、大弥ちゃんの首の神経を繋ぎなおして視力回復。これまた戦線復帰です。
そして礼さんも留置所から「敗北を知りたい」とかつぶやき脱獄。シンクロニシティがどうこう言いながら川を泳いで東方邸を目指します。
杜王町最強の喧嘩師・小林玉美も加わり物語はいよいよ最終局面へ突入です。

一方、カレラは使い捨てマスクの転売真っ最中です。

 

おまけ

ウルジャン目次の荒木先生のコメントは、

この3月は道路で遊ぶ人をよく見かけました。サッカーとかキャッチボールとかスケボーとか。僕は好き。

いやあ、荒木先生は好きでもイレギュラーな事態ですから。
それ以前に道路で遊ぶと危ないんじゃないの?
「おい小僧ッ!危ねーぞッ!」
「うっさいなあ小型トラックだろ?」
みたいな。

 

次のウルジャンの発売日にはジョジョリオン23巻も同時発売です。

 

また、現在発売中の『kotoba 2020年春号』には、荒木先生のインタビューが掲載中。

 

ていうかテーマが「悪の研究」で表紙がディオ様ですよ。
この雑誌、けっこう荒木先生が登場してます。

ということで、また次回のジョジョリオンでお会いしましょう。

 

 

◆ジョジョリオンネタバレ記事(新着順)
「#101 終わりなき厄災 その⑦」
「#100 終わりなき厄災 その⑥」
「#99 終わりなき厄災 その⑤」
「#98 終わりなき厄災 その④」
「#97 終わりなき厄災 その③」
「#96 終わりなき厄災 その②」
「#95 終わりなき厄災 その①」
「#94 危険な追跡 その⑥」
「#93 危険な追跡 その⑤」
「#92 危険な追跡 その④」
「#91 危険な追跡 その③」

23巻『胸いっぱいの愛を』

 

◆ジョジョリオン記事
ジョジョリオンの謎と矛盾点と疑問点まとめ
ミルクボーイ風ジョジョリオン紹介

 

◆ジョジョの奇妙な冒険記事
元ネタになった映画・小説・漫画まとめ

 

◆岸辺露伴は動かない記事
「#10 ザ・ラン」ネタバレ感想
「#9 D.N.A」ネタバレ感想
「#16 懺悔室」ネタバレ感想
「岸辺露伴は叫ばない」ネタバレ感想

 

◆荒木飛呂彦先生インタビュー
kotoba2020年春号『悪の研究』
kotoba2019年夏号『シャーロック・ホームズとコナン・ドイル』
kotoba2019年冬号『孤独のレッスン』
kotoba2018年春号『ブレードランナー2019-2049』

 

ジョジョ関連記事まとめページ↓

ジョジョの奇妙な冒険
ジョジョを愛してやまないの管理人・やまぴーが、ジョジョに関する漫画・アニメのネタバレ感想、イベント体験レポなど、いろんなネタをまとめています。 ◆ジョジョの奇妙な冒険記事 元ネタになった映画・小説・漫画まとめ ◆ジョジョリ...

 

タイトルとURLをコピーしました