ジョジョリオン「#82 等価交換と大学病院 その⑥」のネタバレ感想[ウルトラジャンプ2019年1月号]

こんにちは、やまぴーです。
さっそくジョジョリオンのネタバレ感想はじめます。

※ここから先はネタバレあり、というかウルトラジャンプ2019年1月号のジョジョリオンを読んでないとまったく理解不能な内容となっております。

前回のあらすじを忘れた人は↓

82話のあらすじと感想

女子旅の終着点

扉絵は広瀬康穂と東方定助。中央にはお目目がキュートなイノシシ入りのエンブレム。
2018年ももう終わりです。今年は原画展に始まり第5部のアニメ化、新宿ルミネのコラボ企画とジョジョイベント盛りだくさんの一年でしたね。来年もジョジョネタ盛りだくさんだといいなあ。

ページをめくると、ロカカカが栽培されている診察室へ入っていく康穂ちゃんと東方密葉の姿。電子ロック解除も楽勝のペーズリー・パークってホントに便利。

アオリは
秘められた空間へ…

どこで手に入れたのかキャリーバッグっぽい台車を持参して女子旅っぽいです。
女子旅の目的は、ロカカカの果実見学ツアー。診療所の奥には何十ものロカカカの樹木が栽培されています。

「全部で何十億円だろう…」
「まあ…泥棒決定になるのだろうけど これは全部持って帰るわ!」
「果実だけじゃなく樹木ごとねッ!」

さらっと大胆な犯行声明を出す康穂ちゃん。音石明の窃盗でも5億なのにケタが違います。ただ、全部持って帰るには台車が小さすぎます。何往復もする気なのかな。

診療所は研究室のように、何かが入った試験管や実験用と思われるマウスの姿も。何かの実験でも行っているのでしょうか。寄生虫バオーやマーティンの姿は残念ながらありません。

「わたし… 今! これを一個…食べなくては…」

テイクアウトを考えていた康穂ちゃんに対して、密葉は採れたてロカカカのイートインを希望。そりゃそうです。密葉はそのために来たのですから。奪われた「部分」を取り返すために。

康穂ちゃんはもう一度密葉へ確認します。

「『等価交換』には計りしれないリスクがある…」
「交換する場所は誰にもコントロールできない」

再びロカカカを食べれば胎児は戻ってくる。しかし、代わりに身体のどの部分を奪われるかは誰にもわかりません。敵とはいえドクター・ウーこと羽伴毅(うーともき)のアシストもないため、脳の一部と交換される可能さえあります。しかし密葉の心は決まっている様子。

「「知らなかった」で逃げたら…幸せになれない」

上のセリフ、めっちゃ良くないですか?名言集に入れてもいいぐらいです。

「ここ…すでに愛情が湧いて来てるわ」

これまた良いセリフ。康穂ちゃんと密葉、同じ女ですが「母親」の言葉は重みが違いますね。少し前にエレベーターでお年寄りを見捨てた女とは思えません。

ジャリジャリ君いちじく味

樹木からロカカカの果実を「ボクッ」ともぎ取ってそのまま口にする密葉。
プシュっと口から溢れる果汁。8部は口から汁を飛ばすのが好きですね。

「いちじく(無花果)みたいな味がする」
「でも甘くない…苦みがある」

いちじく

いちじくは古代ローマ「不老不死の果実」、トルコでは「聖なる果実」と呼ばれています。ロカカカの味としてはピッタリかも。

しかし、いちじくと違い密葉の口から果実を噛む音が「ジャリジャリ」と言ってます。プツプツと何かの破片がロカカカの樹木から飛び出してもいる様子。不審に思いロカカカの樹木を調べ始める康穂ちゃん。ですが密葉が思わぬことを口にします。

「康穂さん これ あげる」

そう言って康穂ちゃんが手渡されたものは、密葉のスタンド能力でもある『矢印』

矢印

「ハッ!」と気づくも時すでに遅し。康穂ちゃんの身体は後方へ吹っ飛び、実験器具が収納されたガラスに激突します。

「や…康穂さんッ!!」

自分からやった分際で驚く密葉。しかし、すぐに様子が変わります。

「どおしたのォオ?」「大丈夫ぅ?」

うん、この表情は間違いありません。アイツが戻ってきてます。
密葉はすっとぼけた表情で、さらに2つの矢印を康穂ちゃんの太ももにペタリ。

またもや吹っ飛ばされる康穂ちゃん。衝撃で割れるガラスと試験管。康穂ちゃんの両手はガラスの破片が無数に刺さり血まみれです。密葉と距離を取りながら康穂ちゃんが叫びます。

『羽伴毅』ッ!!

わかっちゃいるけどやめられない

先月号で粘着シートに取られた髪の毛のような扱いで窓から投げ捨てられたドクター・ウーがまさかの復活。
投げ捨てられた病院外から、外の水道管に入って診療所まで戻ってきた様子です。ロカカカに水を撒くスプリンクラーからそのままロカカカの茎の中に入り、再び果実を食べた密葉の体内へ。予想以上に往生際の悪い敵のようです。
強いのか弱いのかサッパリわかりません。

ドクター・ウーに身体を乗っ取られながらも、密葉自体は意識があるようです。

「わたしは気付いてるの わかってる」
「でもね…康穂さん」

「わたし…どうしても「矢印」を出してしまうの…」

わかっちゃいるけどやめられない、植木等のスーダラ節のような状態の密葉。同じ技を二度食らうなど、ジョジョキャラとしての自覚が足りませんね。
っていうか矢印が4つ出てるぞ。「アウェイキング・Ⅲリーブス」って名前からも矢印3つまでだったはず。「4」なんて縁起の悪い数字はいけません。

そんなルール違反な矢印が試験管を壊すたびに何かが噴出している様子です。
密葉の口の中からドクター・ウーが顔をのぞかせてしゃべります。女医の口に入ったハイエロファント・グリーンみたい。

ウーいわく、ロカカカの等価交換はどんなひどい炎症や病巣も必ず治すが、ウイルスそのものを退治する訳ではありません。この診療所は、ロカカカがウイルスそのものを退治できるかを調べる研究実験室(ラボ)だったのです。

色とりどりのウイルスが試験管から飛散します。
天然痘、狂犬病、SV4D(DNA型腫瘍ウイルス)、インフルエンザA型、B型肝炎ウイルスなどなど。「ショット・キーNo.2」の毒とかないのかな。

そしてドクター・ウーは、驚愕の事実を口にします。

「ちなみにもうひとつ教えてやろうか…このラボを作ったのは…」
「この病院に現在入院してるよな あの母親の医者だよ」
「「吉良ホリー」だ 彼女はロカカカに失敗したんだよ」

万能!それはガムテープッ!

さきほどドクター・ウーがものすごいことを口にしましたが、康穂ちゃんはメダパニ密葉とバトル真っ最中のため軽くスルー。ウッソ!そこスルーするの?

再び康穂ちゃんへ迫りくる矢印。
しかし、康穂ちゃんは医療用テープを取り出し矢印を方向転換。前回から医療用テープが大活躍です。
密葉の顔に「ベタアッ」とテープを貼れば矢印の力がテープを伝わり、ドクター・ウーはまたしても密葉の身体の外へ。また同じ技を二度食らってます。

康穂ちゃんはウーの破片が残ってないか密葉の頭蓋骨をスキャン。ペーズリー・パークの万能さもアピールです。
密葉からウーを引き離すことには成功するも、次々とウイルスが蔓延していくラボの室内康穂ちゃんは密葉と脱出を試みます。

「わたしは お前らの尿道にだって入れるのだ」

いきなりハラスメントな発言をするドクター・ウー。いや、膣ではなく尿道だから単純な自己PRかも。わたしなら尿道結石も痛みなく治せるぞ、とか。アレ激痛らしいですから。

尿道結石

「この羽伴毅が居るから!ロカカカという治療が成功しているのだ」

ドクター・ウーがいるから脳にダメージがなく「等価交換」が行われる。逆に言えばウーありきのロカカカ治療ってことです。まだ属人化から抜け出せないみたい。

バリバリとロカカカの果実が砕け、中からドクター・ウーの破片が次々と出現。どんどんウーの姿が形作られてきます。
一個2億のロカカカの果実をバゴバゴ砕きながらの登場。ジョジョ史上でも最も金が掛かった登場シーンです。スプリンクラーから出てそのまま合体すれば果実は無事なのに、何故わざわざ果実から出てくる?もう診療所のロカカカは使いモノにならなそうです。

「ロカカカを破片にして100個!食わしてやるッ!」
「もっと食わせてやるゥゥウウ~~~~ッ!!」

せっかく復活を果たすもセリフのザコ臭がハンパありません。
ロカカカの果実も診療室もドクター・ウーも、退場フラグが立ちつつあります。

撃ったのは…オレです!たっぷり!

逃げようとする康穂ちゃんと密葉ですが、粉々になったドクター・ウーが二人に襲い掛かります。またもやウーが体内に…!

そのとき診療所のドアの方向から二人へ泡の援護射撃が。泡に包まれるウーの破片。発射先には見覚えあるスタンドのシルエット。
主人公、東方定助の登場です。礼(らい)さんこと豆銑礼も一緒、ようやくの再会です。
診療所の設備とロカカカに驚く二人ですが、康穂ちゃんはすぐにここから逃げるよう定助に話します。

しかし定助は余裕の表情。よく見るとポーズも承太郎みたいにガンフィンガーです。
余裕の理由は、ドクター・ウーを包んだしゃぼん玉に「医療用セメント」を混ぜていたから。

医療用セメント

関節の欠けた骨とか虫歯の穴とかを埋めて補強するセメントです。
「うがぁあ!!」と固まるドクター・ウーの頭部。これで半永久的に動けません。
ドクター・ウーの姿を見てすぐさま医療用セメントを混ぜた泡弾を発射する定助。お前どんだけ頭の回転早いんだよ。

それにしても、ジョジョってさんざん苦戦した敵を仲間がアッサリ倒すパターンって多いよね。正義(ジャスティス)の承太郎とか空気弾の億泰とか。

ドクター・ウーも強いのか弱いのかよく分からない敵でしたね。完全殺害は不可能っぽいですが、ノトーリアス・B・I・Gみたいな恐ろしさはゼロ。漫画ちがうけど戸愚呂兄くらいのザコ感です。

Next Conan’s HINT「鼻」

「定助…どこかに新ロカカカの「枝」がある 探さなくては…」

枝についての情報が周回遅れの礼さんに、病院内に枝はないことを伝える康穂ちゃん。

「無い… 確かに… ここで栽培されてる「ロカカカ」は全て旧タイプの「ロカカカ」だ」
礼さん、ロカカカのこと知ったの最近のはずなのに、もう新旧の区別がつくんですか。さすがは東方家専属の植物鑑定人です。
そして腹いせのようにドギー・スタイル式ズームパンチで旧ロカカカの樹木を壊しまくる礼さん。なんか鳩ちゃんのお株を奪うような攻撃です。

「なぜおまえなんかに「枝」とそうでない「枝」の見分けがつけられるんだ?」

植物鑑定人として上から目線で康穂ちゃんに尋ねる礼さん。注意して見ると、1コマ前では「君」と呼んでるのにすぐさま「おまえ」に言い換えてます。相変わらず康穂ちゃんにはツンデレです。

何故なら羽伴毅も枝を探していたから、と説明する康穂ちゃん。
火事の時、救急車で来た「羽伴毅」も、逃げる「プアー・トム」も、追う「定助」も、みんな誰かが「枝」をすり替えたことに気づかなかったのでは?

康穂ちゃんの推理に、例えば誰がすり替えたのか尋ねる定助。康穂ちゃんは、ドクター・ウーが密葉の身体を乗っ取り「東方邸」を調べようとしていたことから、東方邸の誰かが「容疑者」ではないかと推測します。

そのとき、密葉が突然話し出します。

「康穂さん わたしの「等価交換」…」
「鼻との交換だったわ」

そこには鼻を失いつつも幸せそうな密葉の顔があります。

新ロカカカの果実―収穫までの日数『あと10日』

ラストのアオリは
愛には換えられない

密葉の等価交換は致命的な部分を失うことなく成功したようです。しかし、賢明なジョジョファンなら鼻ナシ密葉の顔が旦那のスタンドに似ていることに気づかれたはず。最後のコマに犯人のヒントを隠すとは、荒木先生も侮れませんね。

まとめ

82話のポイントを上げると以下のとおり。

・ロカカカの研究実験室(ラボ)を作ったのは吉良ホリーだった

・羽伴毅が再び襲い掛かるも定助の攻撃で半永久的に固められる

・ラボのロカカカは礼さんによってすべて破壊される

・康穂ちゃんは東方邸の誰かが新しい枝を持っていると推測する

・再びロカカカを食べた密葉は胎児の代わりに鼻を失う

やまぴーが一番気になったのは、上の項目にはありませんが透龍くんの存在。
怪しさ満載で登場しておいてまさか今月は出番ナシとは。前回のラストはなんだったんでしょうか?
「君は誰だ?」「元カレです」「そうか、ありがとう じゃあな」
3階の診療室へ急ぐ定助と礼さん。二人を見送ると脱いだ白衣を着直してバイトに戻る透龍くん。
いやいや、おかしいでしょ。これで再登場なかったらある意味神展開ですよ。

その他、病院の旧ロカカカが全滅し、物語はいよいよ新ロカカカに集中というところ。今さらスタジアムのロカカカとか出てこないでしょうね。

密葉の無くなった鼻については、フルーツパーラー向かいに開店した不思議なエステが解決してくれるので問題なし。

そしていちばん衝撃だったのは、吉良ホリーがロカカカの研究実験室を作っていた事実。
驚かれた方もいると思いますが、やまぴー的にはこの伏線はすっげえ不満です。
いや、ホリーがロカカカに関わるのはいいんですよ。正しい研究のためにラボを作って、自分で実験して失敗したとしても物語的にはアリ。

ただ、岩人間たちが関与してるとなると辻褄が合わなすぎます。だったらダモカンが吉影を探すのに何ヶ月もかかるワケないだろ。ホリーの息子だぞ。
岩人間たちが一気にマヌケ集団になったみたいでかなり残念です。

うーん、やはり8部の伏線回収のダメっぷりは厳しいものがあります。これから全部の整合性を合わせることはおそらく不可能でしょうが、主要な部分だけでも辻褄を合わせてほしいものです。これはファンとしての切実なお願い。

来月も期待と不安を入り混ぜながら待ってます。

おまけ

ウルジャン目次の荒木先生のコメントは、
上海行ってきた。古い街並みも残ってて良かったなあ。

上海

上海と言われても丸っこいのが刺さったタワーと麻雀牌のゲームぐらいしか思い浮かびません。ただ、この時期に海外旅行ということは次回作の構想か?って疑問は浮かんできますね。

「#83 収穫へのカウントダウン」へつづく→

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