ジョジョリオン最新話「#109 ラヂオ・ガガ事件」のネタバレ感想と考察[ウルトラジャンプ2021年8月号]

ジョジョリオン最新話「#109 ラヂオ・ガガ事件」のネタバレ感想と考察[ウルトラジャンプ2021年8月号]

 

ウルトラジャンプ2021年8月号に掲載されたジョジョリオン第109話『ラヂオ・ガガ事件』のあらすじと感想を、ジョジョ歴30年の管理人やまぴーがネタバレありで語らせていただきます。

※これまでのジョジョ全般のネタバレにも触れていますのでご注意ください。

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久しぶりにネタバレじゃないジョジョ記事を書きました。実にやまぴーらしい記事に仕上がったと思っています。

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ジョジョリオン109話のあらすじと感想

ラヂオ・ガガの時間

扉絵は、新キャラと思われる青年と老婆の二人組。

アオリは
時は遡る―

 

体格の良い青年は、短髪で前髪だけ長い懺悔室の青年みたいなヘアスタイル。肩から下げたカバンの装飾はソフト&ウェット。留め金部分はジョニィを思わせる馬蹄のデザイン。ジョースター家と関係があるのでしょうか。

さらに足元は下駄を履いています。アオリから推測するに、昔の話ってことですかね。じゃあサルエルに見えるパンツの正体は袴ってことですか。

 

一方、老婆は内巻きカールのミディアムショートヘアに真珠のネックレス。全体に控えめな印象ですが、タイツだけは星形が満載です。古いタイプをの三脚カメラを抱えながらポケットに手を突っ込んでのジョジョ立ち。

まさか、このタイミングで新キャラが二人も登場とは。

 

ページをめくると、資料と思われる数枚の写真。

アオリは
この『形』は…!!

写真に写っている形は、間違いなくジョジョリオンの重要アイテム『ロカカカの実』です。写真はその他にも、「二本松」「東方フルーツパーラーの屋号」「道路のガードレール」などが写っています。

 

そして隣のページには、デカデカと縦のブチ抜きでタイトルが。

『ラヂオ・ガガ事件』(1941年)

これは各部の始まりや、エピローグ「眠れる奴隷」が始まるときと同じスタイル。どうやらジョジョリオンのエピローグがはじまるようです。

しかも時代は1941年と、ジョジョリオンの2011年より70年も過去の話。ちょうど太平洋戦争に突入した年です。

ちなみに、「ラヂオ・ガガ」の元ネタはクイーンのRADIO GA GAから。レディー・ガガの元ネタでもあります。

 

列車から一人で荷下ろしをする女性。扉絵の老婆と同じ顔をしています。彼女を迎えに来た運転手の持つウェルカムボードには『お迎えSTEEL様』の文字が。スティールってことは、このおばあちゃんの正体は…

運転手はおばあちゃんにバンソーコが巻かれた自分の人差し指を見せます。わざわざケガをした指を使って、契約書にない荷物運びを仕事をするつもりはない、と無言で訴えているようです。

結構な長旅で疲れている……
この年をとった女が
頭を下げてお願いしても…

おばあちゃんが咳き込んでみせても、無言で荷物を載せる送迎車を指差すだけ。素敵なまでに慇懃無礼です。

ただ、アメリカでは業務範囲外のことをやらないのが当然の文化。むしろ親切心で運んだ荷物をうっかり落としてしまった場合、業務外のため保険もきかず莫大な損害賠償を請求されることもあるんだとか。なんて世の中でしょう。

どうでもいいですが、運転手のヒゲが第七部に出てきたガウチョにソックリです。

ガウチョ

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ガガガの鬼太郎 リモコン下駄

お荷物はわたしがお運び致しましょう

おばあちゃんを可哀想に思ったのか、通りすがりの男性が荷物運びを手伝ってくれます。思わぬ親切に喜ぶおばあちゃん。しかし、運転手がのんびりとおばあちゃんへ忠告します。

わたしはあくまで運転手ですしィ
余計なことかもしれませんがァ
あえて個人的な経験から
想像して申し上げますと…
今の男は「置き引き」かと…

おばあちゃんが驚いて男を見ると、荷物を持って車と反対方向へダッシュして逃げる男の姿が。男は通行人にブツかりながらも逃げて行きます。駅のホームには、昔の時代らしく岩元先輩みたいな軍人さんの姿も。

 

登場してから踏んだり蹴ったりなおばあちゃん。第三部で登場したスージーQの運転手ローゼスは、ヤクザも一蹴する超スゴ腕だったというのに。

ローゼスとスージーQ

ちなみに、スージーQとローゼスの登場回は、ジョジョの中でも屈指の蛇足エピソードだと思ってます。

 

盗まれたスーツケースには大切な資料が入っているため、周りの人々に助けを求めるおばあちゃん。すると、先ほどひったくりとブツかった青年が、ひったり目がけて下駄をシュートします。

下駄は見事にひったくりの左足に命中。転んだひったくりは、近づいてくる青年の姿を見ると荷物をあきらめて逃げていきます。

 

ひったくりを撃退するエピソードは、第六部でも若いころのウェザーリポートがやっています。しかし、若ウェザーが投げたのは缶ジュース、今回は下駄です。40代以上ならゲゲゲの鬼太郎のリモコン下駄が浮かぶはず。

リモコン下駄

リモコン下駄って遠隔自動操縦タイプだよね。

 

マダム大丈夫ですか?

荷物を取り戻しておばあちゃんの前にやって来た青年。こちらも扉絵に登場した青年と同じです。前頭部にアイスの実が3つほど乗ったヘアスタイルです。先ほどの活躍を見てか、おばあちゃんは青年に自分の仕事を手伝ってほしいと言います。しかも時給は2万円

え、この時代の2万円ってスッゲエ高いじゃん!と思いましたが、これは現在の価値での2万円でしょう。1941年当時だと小学校教員の初任給でも50円だったみたいです。この時代に2万円なんて、前澤社長でもバラ撒かないでしょう。

 

そんな好条件のアルバイトに誘われたにも関わらず、デートがあるからと申し出を断る青年。しかし、バイトを断る理由はもうひとつあるようです。青年はおばあちゃんが見せたアルバイトの場所の写真を見て言いました。

それにその写真の場所…
「ラヂオ・ガガ」事件の果樹園だ

驚く様子もなく、無言で青年を見つめるおばあちゃん。彼女も何か知っている様子です。その様子を見て、青年はおばあちゃんに「警察の人?」と尋ねます。「そうではない」と返答するおばあちゃん。ブチャラティなら「まさかだろ!」と答えているところです。

まさかだろ!

 

文(ふみ)くーん
待ったぁ?
これからどこへ連れてってくれるの?

着物姿の青年の彼女が駅にやって来ました。ちなみに、青年の名前は文(ふみ)というようです。

いざデートに出発!と思った文くんですが、財布がないことに気づきます。そういえば、文くんは先ほどひったくりとブツかっていました。実はあの一瞬で財布を盗まれていたのです。

おばあちゃんの荷物を盗めず退散したひったりですが、文くんからはキッチリ仕事をしていたようです。まるで降参したと見せかけて、康一くんから7,000円を巻き上げた小林玉美のようです。

 

余談ですが、やまぴーは文くんの見た目とか服のデザインから「六壁坂」の釜房郡平っぽいと思ってました。

釜房郡平

でも、自分からデート代を出そうとしているあたり、ヒモ妖怪ではなさそうです。

 

デートができなくなってしまい、彼女とすぐにバイバイしてしまった文くん。おばあちゃんに、まだ時給2万円のバイトは募集中か質問します。

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グランドマザー・ルーシー

私の名前は「ルーシー・スティール」
SPW(スピードワゴン)財団という
科学の発展の為の団体の職員
植物学と地形学の専門で…
その土地の「調査」に来たのよ

やはり、このおばあちゃんの正体はルーシーだったようです。でもルーシーって大統領のチームだったような気が。兼任してるんでしょうか。あるいは、退職後にシルバー採用でスピードワゴン財団に入ったのかも。

ここで簡単に、ルーシーの年齢をおさらいしましょう。
1890年(14歳):スティール・ボール・ラン
1901年(25歳):ジョニィを追って来日
1941年(65歳):ラヂオ・ガガ事件

活躍の幅が広いです。ジョセフに次ぐ勢いです。

 

『犯罪捜査』するんじゃあないんですか?

文くんがルーシーに質問します。なぜなら、写真の場所では人が何度も死んでいるのです。文くんは事件について語りはじめます。

 

海岸へ向かうなだらかな丘陵地帯にある、交通量も激しくない道のカーブ。そこのカードレールの外で、カップルがイチャついていました。すると、女性が「自分を呼んでいる「声」がする」とガードレールへ歩き出し、「ガガっガガ」と言いながら衣服を脱ぎ始めたのです。

一台の農家のトラックが通りかかり、車のライトが裸の女性を照らした次の瞬間、彼女の姿はパッ!!と消えてしまいました。彼氏もトラックを運転していた農夫も何事かわかりません。

必死で彼女を探してみたところ、ガードレールの真下に女性の足の指5本が落ちていたそうです。しかし、彼女自身はいまだに行方不明のまま。

 

これが「ラヂオ・ガガ事件」です。文くんは事件の捜索に来たのかとルーシーに尋ねます。咳き込みながら違うと答えるルーシー。そして文くんに杜王町へ来た理由を話します。

生きていると
「使命」というものがあるものよ

ルーシーいわく、使命とは自分の意志ではなく、天からの命令のような大きな流れにより選ばれること。そして世の中や誰かのために行くことになるのだとか。

具体性には欠けますが、聖人を懐胎したルーシーの言葉には重みがあります。使命により、アメリカから杜王町へ「果樹園」の事を調べにきたルーシー。以前から探していたものがきっとそこにあると彼女は考えます。

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脱ぎすぎ都市伝説

のどかな郊外の田園を運転手付きのクラシックカーで進んで行くルーシーと文くん。「ラヂオ・ガガ事件」の現場である「杜王猟場」に到着しました。現在は東方フルーツパーラー所有の果樹園になっているそうです。

果樹園には梨、桃、サクランボなど様々な果実が実っています。猟場から見える向こうの海岸では超デッかいアワビも獲れるとか。と、しっかり「密漁海岸」の告知まで入っています。

三脚を用意して写真を撮るための三脚を用意する文くん。ルーシーは望遠鏡で周囲の様子を観察し、土を触って土壌も確認します。そのとき、ふと文くんが足元を見ると…

うおおっ!!
なっなんだあ!!
こ…これ!?

文くん足元には鳥のバラバラ死体が。いや、バラバラといっても地面にあるのは頭部と片足のみです。第六部のピーちゃんみたいな状態になっています。

ピーちゃん

いや、あれは中の人がバラバラだったな。

 

突然のバラバラ死体に驚く文くん。しかし、本当に驚くべき事態はこのあとでした。

呼んだァ?
わたしの事?

そう言うのは、文くんに呼ばれたと思ってやってきた運転手です。フラフラとおぼつかない足取りで、目もうつろです。さらに、「ガガ」と連呼しながら服を脱ぎはじめる運転手。ルーシーの問いかけに運転手は我に返りますが、自分が何をしているかは理解できていません。

服を脱いじゃっていますぅ――ッ
素裸だァァァアァァ

ガードレールで隠されていますが、下も脱いでしまっている様子です。しかも両手を後頭部で組み、両ワキを見せるポーズは変態仮面そのもの。

変態仮面

さらに注目すべきは、全裸なのに帽子を脱いでいないのです。意地でも帽子を脱がない心意気は、承太郎や定助といった主人公レベル。運転手のポーズも、スタチューレジェンドとして発売されるかもしれません。

 

この運転手、登場時は嫌なヤツだと思ったのに最高じゃあないですか。最終回間近にこんな素敵キャラ出さないでくださいよ。っていうか、ジョジョリオンは講演会の司会者とかパンゲア田岡とか、素敵なモブキャラが多すぎます。

ジョジョリオンの名脇役

 

そんな素敵な運転手の後ろを、ワラを積んだトラックが横切ります。その瞬間、忽然と消える運転手。ガードレールそばの道路には、運転手の衣服が残ったままです。まさしく「ラヂオ・ガガ事件」そのもの。

ルーシーと文くんが運転手を探しますが、どこにも姿はありません。文くんが運転手の衣服を地面から持ち上げると、その下には人間の左手が。人差し指にはバンソーコが巻かれた左手。間違いなく運転手の左手です。

ヤ…ヤバイよッ
この場所はヤバイッ!!

出川さんみたいな口調になる文くん。

『ラヂオ・ガガ事件』は
単なる噂話なんかじゃあなかった!
誰か呼んで来て警察と一緒に運転手を探そう
か…帰りたい!

しかし、ルーシーは事態に驚きながらも、現場から立ち去ろうとはしません。不思議に思う文くんへ、ルーシーは自分の過去を話しはじめました。

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ルーシーの奇妙な妄言

私は少女時代 14歳の時…
北米大陸で『悪魔の手のひら』と
呼ばれる土地に出会った

ここからしばらく、ルーシーの独白が続きます。それは「土地」をテーマに、第七部と第八部を繋ぐ内容です。

『悪魔の手のひら』には、人間の心の潜在能力を引き出す『特別な力』があったこと。つまりは「スタンド能力」を発現させる力があったことです。これはジョジョリオンの「東方家の土地」にも共通します。

だけれども豊かな場所が
必ずしも幸福とは限らない
豊かさが歪み過ぎて
呪われているという見方もある

『土地は生命を生み出す素晴らしい場所』であると同時に、「呪い」が生まれる場所でもあるというのです。ルーシーは30年ほど前にも杜王猟場に来たことがあると言います。杜王猟場にも『悪魔の手のひら』に似た点があったからです。

今回のルーシーの来日について、「ラヂオ・ガガ事件」は単なるきっかけに過ぎません。本当の目的は、ある新種の植物「ロカカカ」杜王猟場で育っていると思ったからです。

ルーシーの話をまったく理解できない文くん。そりゃそうでしょう。ジョジョリオンとスティール・ボール・ランの両方を読んでないと理解不能な話です。

「ロカカカ」はきっとどこかにある
でも「何か」…

何か…
この土地は更にもっと違う

杜王猟場には、さらに「何か」の力があると考えるルーシー。謎はますます深まります。

 

……って言いたいところですが、このルーシーの話はダメです。わずか数ページでルーシーが夜露やカレラのような地雷キャラになりました。

まず第一に、ルーシーは「悪魔の手のひら」に出会ってません。マウンテン・ティムから話を聞いただけです。あの時点ではブラックモアのスタンドも見えていません。ルーシーがスタンド能力を身につけたのは、遺体を懐胎したからです。

ブラックモア

 

次に、ルーシーが過去に杜王町へ来た理由は、ジョニィが持ち出した聖なる遺体の回収です。しかも#022のタイトルにもあるとおり1901年。よって30年前ではなく40年前です。

 

そして、ロカカカを求めて杜王町へ来たとのことですが「ロカカカは1938年にオーストラリア人がニューギニア島で見つけた」と、#047に書かれています。#077では「20世紀末に発見された」とさらに発見が遅れています。1941年にロカカカが日本にあるとは思えません。

というか、そもそもロカカカが日本にあるなら、岩人間は常敏を使って海外からロカカカ輸入する必要がないですよ。夜露もワインのおごり損です。

 

というように、わずか数ページの説明にも関わらず、矛盾が山のように出てきてます。ホントにこういう矛盾は萎えます。カンベンしてください。

荒木先生もイカンですが、ウルジャン編集部は原稿チェックしてるんでしょうか。漫画家の見落としをチェックするのは編集の仕事ですよ。原稿チェックもせずに荒木飛呂彦漫画賞はじめるなんて、仕事の順番を間違えてませんか。

と、最後に毒吐かせていただきましたァン!

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じゅるじゅるもりもりみんな食べるよ

ソウダネ…
ヤッパリ…オレ…
帰ルノ止メテ…
モウ少シココニ居ヨウカナ

さっきまで帰りたがってたはず文くんが、生まれたてのスタンドみたいなしゃべり方でルーシーに話します。文くんのほうを振り向くルーシー。

ソッチジャアナイヨ

その声は文くんではなく、ガードレールから聞こえてきます。ガードレールの表面が振動して、声のように聞こえるのです。ルーシーの後ろで文くんが叫びます。

ルーシーさんッ!?
あなた独り言を言ってるよッ!

文くんからは、ルーシーがしゃべっているように聞こえるみたいです。次の瞬間、ルーシーの服の襟元の部分がガードレールに引っ張られ挟まります。驚くルーシー。遠くにいる文くんには、何が起こったのかわかりません。

ベリベリと音を立ててルーシーの服が破れます。その様子は、遠くから見ると服を脱いでいるように見えるかもしれません。突然の事態にゲホゲホと咳き込むルーシー。そのとき、ガードレールから声がしました。

じゅるっ

しかもハートマークまで付いた「じゅる」です。音の先にはガードレール同士連結している留め金が見えます。いや、違います。留め金のほうがルーシーを「見て」いるのです。ガードレールのネジ部分が、艶めかしい眼差しでルーシーを見ています。

無機物に目がついていると、荻野真先生の「小人類」を思い出しますね。

小人類

この主人公もゴールド・エクスペリエンスを使ってたな。

さらに、ガードレールからは「グチュ」とか「ちゅっ」とか「ちゅば」とか、エロ漫画みたいな擬音がてんこ盛りに聞こえてきます。ウルジャンはエッチ方面の漫画が多いけど、ついにジョジョリオンもエロに転向ですか。

いや、擬音と一緒にガードレールの隙間からは人間の指や肉片などが姿を覗かせています。グロ注意です。ジョジョリオンはちゃんとホラーのままでした。ならエロい擬音も許します。ホラーにエロはつきものです。

こっ…このガードレールの鉄板は!?…
鉄板じゃあないッ
まさかッ!!

ガードレールの連結が移動し、引きずられるルーシー。しかも連結部分がスライドしたあとには、グチャグチャに潰された死体が姿を現します。最終ページにて判明した「ラヂオ・ガガ事件」の正体。しかし、どうやって倒すんでしょうか。

アオリは
強襲のガードレール!!
次号…表紙&巻頭カラーにて
『ジョジョリオン』遂に完結っ!!

ラスボスはまさかのガードレールとは。そして次回はついジョジョリオン最終回。ウルジャン表紙がルーシー&文くんだったら「もう第九部はじまったの?」と、軽く混乱しそうですね。

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ジョジョリオン109話のまとめ

ジョジョリオン109話をまとめると、ポイントは以下のとおり。

  • 杜王猟場の土地を調査に来たルーシーは文くんと出会う
  • 杜王猟場では忽然と人が消える「ラヂオ・ガガ事件」が起きていた
  • ルーシーが現場で調査をすると、運転手が左手を残し消えてしまう
  • ガードレールが近づいたルーシーの衣服を掴み、ルーシーに襲い掛かる

今月はのんびりと伏線回収でもやるのかと思ったら、新キャラでのエピローグがスタート。やっぱジョジョっていつもハイテンションですね。

ただ、ストーリーはジョジョというより岸辺露伴です。ジョジョリオンが終わったら岸辺露伴を描くと思ってましたが、ギリギリ我慢できなかったんでしょうか。

エピローグに登場するのはルーシー・スティール。第七部に続き、第八部まで最後に活躍するのがルーシーとは驚きです。咳き込んでるシーンが多いのは、次回への伏線と考えて間違いないでしょう。

やまぴー的には、ルーシーが読唇術を使う場面があると胸アツなんですが、もうそんな設定覚えてないんだろうなあ。

文くんは名前からして仗世文のご先祖様っぽいですね。ただ、やまぴーは大穴狙いで岩人間だと思ってます。「名前+くん」ってところが怪しいです。

ガードレールの正体は、岩生物なんだか誰かのスタンドなんだかサッパリわかりません。ただ、形状的には偶然にもカツアゲロードの「デッドマンズ・カーブ」がお似合いだったりします。たぶん関係ないんでしょうけど。

いや、無機物が命を得てることを考えると、本体はきっと冒頭に登場したひったくりですね。あの男の名前は汐華張紫苑(しおばなはるしおん)です。旅行客の荷物をひったくるシーンがヒントになっています。

そういえば、運転手の左手が出てきたときに、てっきり文くんが左手を治して「あの『手』の行き先が運転手だッ!」とか言うのかと思ってました。

あとは、ルーシーも杜王町の土地でスタンドが進化するとか。『涙の乗車券(チケット・トゥ・ライド)』が『感涙の無料回数券(フロー・ライダー)』にパワーアップです。といっても、涙のナイフが2本に増える程度ですが。

と、こんなくだらない次回予想もあと一話で終わりです。いや、次が最終回だから次回予想は今回で終了ですね。第九部がはじまるときは、もう少しちゃんと予想します。多分。

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ジョジョリオン109話のおまけ

ウルジャン目次の荒木先生のコメントは、

次回で『ジョジョリオン』完結します。定助や康穂ちゃんには幸せになってほしいなあ。

残りの2話で二人の幸せを描くこともできたというのに、ルーシーぶち込んでよく言いますね。でも毎回ハイテンションぶち込む連載を30年以上続けている荒木先生のスタイルにはホントに感服します。

連載が長くなると、退屈な回想編が何話も続いたりしてテンション下がる(コミックスの断面は真っ黒になる)もんなんですけど。ジョジョはいつも回想がアッサリしててテンポがいいです。むしろ切り捨て過ぎててビックリしますが。

 

 

 

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