こんにちは、やまぴーです。
今月も元気に今月もジョジョリオンのネタバレ感想いきましょうか。
今回は表紙もジョジョリオン。
水辺を進むメインキャラ3名とスタンド3体。
今月は同じ日にジョジョリオン19巻も発売です。
ファンにはおなじみのウルジャンとコミックスのバージョン違い。
やまぴー的にはペーズリー・パークのポーズだけでウルジャン版の圧勝です。
ドギー・スタイルってデカいですね。戦うの礼さん本体なのに無駄にデカい。
そして奇しくも夜にはジョジョ5部のアニメ。
最近は毎週ジョジョに会えるという限りない幸せ。
でも遅筆のやまぴーにとって毎週感想を書くのがけっこうシンドいです。
じゃあ書くなよってハナシなんですけど。
※ここから先はネタバレあり、というかウルトラジャンプ2018年11月号のジョジョリオンを読んでないとまったく理解不能な内容となっております。
前回のあらすじを忘れた人は↓
扉絵は広瀬康穂と東方密葉、そして先月発動した密葉のスタンド。
矢印まみれのてるてる坊主というナイスなデザイン。
先月号に比べてフードが大幅にボリュームアップ。かわりに足は女性らしくスリムに。
ハートをあしらったデザインが3~4部を彷彿させます。
両腕を出すところがないから肉弾戦は間違いなく向かないタイプでしょう。逆グレイトフル・デッドです。
アオリは、
進むべき道は―――
ページをめくると、密葉がTG大大学病院で主治医の羽伴毅(うーともき)と交わしたやりとりの回想です。
アオリは、
彼女が交換したものは!?
先月号の流れからして、ほぼ間違いなく「妊娠した胎児」でしょう。
ジョジョ立ち特有の猫背で海苔食べるドクター・ウー。海苔はお腹にたまらないから大変そう。
食事を終えたウーが、密葉を車椅子に乗せてエレベーターに乗り込み向かう先は産婦人科です。
産婦人科の診察室にいた看護婦を外に出すドクター・ウー。
密葉が診察してほしいのは「頭皮のアレルギー」であり、産婦人科の領域ではありません。不思議に思った密葉がそのことをドクター・ウーに質問すると、彼は
「子供の頃よく大人からこう言われませんでしたか?」
と、質問を質問で返します。そして、こう続けます。
「人は失敗して学んでいくのだ…とね」
5部のジョルノもベイビィ・フェイス戦で似たようなことを言ってます。
しかし、ドクター・ウーが言いたいことはジョルノと同じではありません。
「でもわたしに関して申しますと…
わたしはこれまで失敗という体験をしたことがありません」
これ、確実に米倉涼子主演のドラマ、「ドクターX」の「私、失敗しないので」のパロディですね。
でも、常敏にロカカカの枝を獲られたのは失敗じゃあないんでしょうか。あれはトム爺の失敗で自分じゃあないとか?取り返せば失敗のうちには入らないとか?
学校の受験も、医師の国家試験も、車の運転免許も一回で合格したというドクター・ウー。恋愛の失敗もないそうです。
なぜなら最初にイカンと思った女性には近づかないから。
なるほど、でもその考え方だと童貞も恋愛無敗になりますね。
今までそこにいた看護婦を観察し、眼球の充血や手首と指先の紫色のうっ血から、彼女が毎日身体をロープで縛っていると話すドクター・ウー。ジョジョキャラ特有の1を観て10を知る観察眼。
夜の趣味は尊重するが彼女に誘われることは避けるため、ドクター・ウーは部屋から彼女を追いだしたのでした。岩人間ってモテる奴ばっかですね。
全っ然ジョジョに関係ないですが、看護師の緊縛画像探してたらおもしろいサイト見つけたのでリンク貼っておきます。
さらに余談ですが、看護師が被ってたナース帽は患者や器具にぶつかったり院内感染の原因となることもあり、いまでは廃止してる病院が多いです。看護学校の戴帽式ももうないらしい。
ドクター・ウーの指示でドレスを脱いで横になる密葉。脱いでも見た目がほとんど変わりません。普段の恰好がどれだけエロいのかよくわかります。
ドクター・ウーは、自分が引き受けた患者は100%治す。そして人間の身体はすべて「つながっている」ため、自らの専門科だけでなく他の分野である「婦人科」も自分で診る。それが彼の信条のようです。
敵じゃあなければ言ってることは素晴らしい。
「今『13週目』ですね…東方さん」
「……! なんですって……」
「ご懐妊です」
「男の子か…女の子か…聞きたいですか?」
先月号からの流れで密葉の妊娠は既知ですが、気になるのは「13週目」であること。
月に換算すれば4ヶ月ちょっと。一般的にはお腹の胎児が身体の重要組織を作り終え、つわりもひと段落するあたりです。
4ヶ月も密葉は自分の妊娠に気づかなかったのでしょうか?
そもそも普通の妊娠なのか?
ドクター・ウーのもとへはかなり以前から通っていたはずです。
この「13週目」の妊娠、かなりの『謎』です。(スルーされそうですが)
その後、密葉は婦人科のさらに奥の部屋に連れて行かれ、栽培されている多くのロカカカの果実を目にします。なんとTG大大学病院3階の産婦人科こそがロカカカの栽培ルームだったのです。
あれ?愛唱のときは杜王スタジアムにロカカカの栽培場所があるはずでは?
いや、有事に備えて保管場所を分散させることはよくあります。
もしくは病院は女性客用、スタジアムは男性客用とか。
ロカカカの「果実」を見たあとの記憶はない密葉。さらには一番最初の豊胸治療も、次にやった歯並びの治療も、何度も通ったけど治療そのものは覚えていません。間違いなく実験体でしょう。
「『等価交換』って…!?」
「いったい!?「何」を?交換するの?」
ここから、先月号の続き。粉微塵になったドクター・ウーから逃げる密葉と康穂ちゃん。ウーの破片を吸い込まないよう急いで病院から出なくてはなりません。
偏西風に乗って黄砂が漂うように自身の身体を破片で細くする、そしてまた集まれる。ドクター・ウーいわく「只のそれだけの能力」
イギーのザ・フールに似てますが、本体自体が破片化できるのがポイント。しかも小さな破片でも相手の体内を攻撃したり、憑りついたりできたり汎用性は高いです。
ただ、現時点だとトム爺の頭を粉々にするようなパワーはなさそう。ってことは、あの攻撃は別の岩人間の攻撃でしょうか。
それとも昔の話はスルーでしょうか。
スタンド名は工藤静香の曲名かな。
逃げる密葉と康穂ちゃんの先には東方定助と豆銑礼の姿が。
定助の名前を叫ぼうとする康穂ちゃんに、見知らぬ男が頭突きを食らわせます。密葉にも、リュック背負ったスティーブン・キングみたいなオヤジが頭突きをかまします。
仲間の岩人間?
ってことではなく、ドクター・ウーの破片を吸引したロビー一般人が咳込んで倒れてかかったのです。新手のスタンド使いかと思ったら個性の強い一般人でした。
頭突きにのけぞりドクター・ウーの診察室へ戻ってくる康穂ちゃんと密葉。
ウーの破片という異物が身体に入り、拒否(アレルギー)反応やショック症状を起こすロビーの人々。実際に病院でみんな咳込み出したら、パンデミック(感染症の流行)かと大騒ぎになるはず。
定助、礼さん、みんな咳してるよ。気づいて。
「羽伴毅 失敗はしない」
岸辺露伴の小説タイトルみたいなことを口走るドクター・ウー。
密葉の身体は「金」にも「情報」にもなるため手放すつもりないようです。
「密葉さんは東方家の家の中に自由に出入りできるんですから」
これまたすごい展開。知らぬ間に密葉は岩人間のスパイとなっていたようです。
たしかに岩人間でもない常敏と取引してるのですから、彼の素性を探るのは当然かも。
しかもドクター・ウーは、つるぎが折り紙を操るスタンド使いで、果樹園の火事のときに折り紙でなにかしたのではと推測しています。
このウーの推測がまた気になります。
ドクター・ウーはどこまで東方家のスタンド能力を把握しているのか。火事の犯人がわからないということは、常敏のスピード・キングの能力までは知らないみたい。
そしてウーの破片のスパイ能力。おそらく破片を密葉に付着させて情報を盗んでいたと思いますが、破片単体でも彼の意識はあるということでしょうか。
それ、かなり強くないですか。もはやウー・ファイターズです。
涙と鼻水を垂らしながら苦しむ康穂ちゃんと密葉。
「羽伴毅 わたしは失敗しない」
大事なことなのか二度同じことを言うアンチジョルノなドクター・ウー。
さらに効果を上げるために自らの破片に睡眠薬をハイブリットします。
ゲホゲホ咳込む二人はもはやこれまで…!
と思ったら『ドギャァン』という擬音とともに密葉の手から何かが出現。
ヨーヨーマッの頭のかざり?
いや、ちがう。
「矢印が一個」
矢印です。
「矢印がもう一個」
『ブギョ』という擬音とともに二つ目の矢印が。
「あの婦人科の部屋へ戻らなくては」
「康穂さんも…行くでしょう?」
『ブオォン』という擬音とともに、ふたつの矢印の内側、康穂ちゃんと密葉のまわりからウーの破片が取り除かれていきます。
い
「矢印が3個」
さらに3つめの矢印、そして密葉の後ろにはスタンドのヴィジョンが。
『フォキョンン』という擬音とともに跳ね上がる康穂ちゃんと密葉の身体。
スタンドの発動に気づいたドクター・ウーですが、時すでに遅し。密葉から渾身のジャンプキックを食らいます。さらに崩れる肉体に矢印をつけられ、そのまま天井に叩きつけられるという連続コンボ。顔面が1部のディオみたいに真っ二つです。
「矢印」までエネルギーを移動できる密葉のスタンド能力。
その名はアウェイキングⅢリーブス。
矢印3個だと囲んで作る空間の最短距離を移動することも可能。
ちょうど3点で立方体を作るイメージです。
エネルギーの移動というより、バリアの発生に見えた今回の演出。
ダイバー・ダウンを思い出すと、エネルギー系スタンドはなんでもアリな気がします。
そしてスタンド名がまさしく東方家の「トランプの法則」にピッタリです。
鳩(ハート) ウォーキング・ハート
大弥(ダイヤ) カリフォルニア・キング・ベッドちゃん
つるぎ(スペード) ペーパー・ムーン・キング
密葉(クローバー) アウェイキング・Ⅲリーブス
ただ、元の音楽ネタがぜんぜん出てこない!
なんでだ!?
産婦人科へ戻るため、エレベーターに乗り込むふたり。
密室はどうかと思いますが乗り込んだものは仕方ありません。
エレベーターの中では、密葉が長い間利用されていた自分の身体から破片を追い出すため、スタンドの矢印を発動。手の甲に張ると指先から破片が排出されます。
やっぱりこのスタンド強い。
ひょっとするとパープル・ヘイズも追い出せるかも。
残りの破片も追い出そうとする密葉に、何かを見つけた康穂ちゃんから「待った」が入ります。
「この体内から出た…「破片」のこの「小さな形」はッ!?」
「「等価交換」で…「治療した」…って 」
「あいつら!何をしているの?」
康穂ちゃんが見つけた破片。
それは指先ほどの大きさで小さく動いている「胎児の腕」。
これは密葉の子供?
でも子供は産婦人科で奪われたんじゃあ…
そもそも異物として排出されるということは密葉の子供ではない?
でも人間と岩人間の間に子供はできなかったはずでは…
なんかものすごく混乱しそうな展開です。
そしてエレベーターの隙間からは予想どおりドクター・ウーが登場。
「ううう~~羽ぅ伴毅… わたしは失敗はしない」
まさか一話で3回も。流行らせたいんでしょうか。
「ジョルノ・ジョバァーナには夢がある」みたいにしたいのでしょうか。
あまりのしつこさに康穂ちゃんも絶叫です。
ラストのアオリは
どこまでも細かく…
今月は、密葉の胎児にまつわる疑問が多すぎてもう何がなんだか。てっきり頭皮の手術の等価交換で密葉の胎児が奪われたのかと思ったら、それだけではなさそうです。
ひょっとして人間と岩人間でのチェンジリング(子供の交換)でしょうか。
スタンドが発動したとはいえ、密葉の境遇の酷さには同情するばかりです。
もう「あたしィィィの赤ちゃあァァァん」とか叫びながら精神崩壊してもおかしくないレベル。
で、その崩壊した密葉の精神を取り戻すため、康穂ちゃんとつるぎがペイズリー・パークで密葉の心の中に…
って完全にベルセルクですけど。
それにしても密葉に活躍を譲って一度もスタンドを出さなかった康穂ちゃんはなかなかの体育会系気質ですね。
来月あたりはいよいよ共闘が期待できそうです。
ウルジャン目次の荒木先生のコメントは、
長野の山の中に行ったら、お互い「おっ」って感じでカモシカと出会った。「じゃっ」って感じで。
偶然むかしの同級生にあったみたいでいいっすね。