ジョジョ第5部アニメ『第5話 ポルポの遺産を狙え!』ネタバレ感想[ジョジョの奇妙な冒険第5部 黄金の風]

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

 

こんにちは、やまぴーです。
今週も5部アニメのネタバレ感想いきますよ。

第5話ではついにブチャラティチームのメンバーが登場。
新宿ルミネのコラボイベントが終わった後でようやく登場。

ティーポットの準備はいいか?
オレはできてる

 

※ここから先は、アニメの内容に加えて原作の広範囲なネタバレもあります。ご注意ください。

 

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第5話のあらすじまとめ

前回(第4話)のあらすじ↓

 

アニメ版の第5話は、コミック49巻の『5プラス1』から『ソフト・マシーンの謎 その①』までの3話分。

 

 

ギャング組織パッショーネは巨大組織である。6~10人で構成される下層チームのいくつかを幹部が地区ごとにまとめている。麻薬や暗殺など専門的なチームもある。すべての頂点であるボスは右腕の部下とか連絡を取らず正体は不明。みだりに正体を探ろうとするものは処刑される。ボスに近づくためには組織に認められ、のし上がっていく必要がある。ボスを倒すために。
ポルポ自殺の情報は、パッショーネ内で駆け巡った。組織の構成員であるマリオ・ズッケェロとサーレーは、ポルポが多額の財産を隠していたことを知る。そしてその財産の在処を知る者はブローノ・ブチャラティではないかと考える。
ジョルノ・ジョバァーナはブチャラティチームのメンバーである、レオーネ・アバッキオ、グイード・ミスタ、ナランチャ・ギルガ、パンナコッタ・フーゴに出会う。個性派ぞろいのメンバーたちとの初対面で、ジョルノは紅茶と偽り尿を飲まされそうになる。スタンドを駆使して飲み干すジョルノ。驚く初対面の4人。何かわからないが安心するブチャラティ。
ある連絡を受けたブチャラティは、船を借りてカプリ島を目指す。理由を尋ねるメンバーに、ブチャラティはポルポが自殺したため隠し財産を回収しに行くためだと話す。財産の総額は100億リラ。この金を組織に収めれば、ブチャラティは幹部に昇格できる。チーム内に驚きと喜びが起こる。
突然、ナランチャが船上で姿を消す。ナランチャを探しているうちに、ミスタ、フーゴも姿を消していく。何者かのスタンド攻撃であった。ジョルノはナランチャの靴をハエに変えナランチャを追跡させる。しかしハエはナランチャの場所を確認できない。場所の謎はアバッキオの能力で解けるのではないかとブチャラティは推測する。
しかし、アバッキオはジョルノを信用していないためスタンドを出すことを拒否。自分のやり方で敵を探そうとする。まだ見ぬアバッキオの能力を信頼したジョルノは、自らが囮となり敵スタンドの攻撃を受ける。ジョルノのクレイジーな行動を見たアバッキオはスタンドを出し臨戦態勢となる。

 

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第5話の感想

今回もアニメのオリジナル演出&補完がバッチリでしたね。

まずはブチャラティがジョルノへ新卒研修として会社案内ならぬ組織案内。

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

漫画版より丁寧な説明図。さらに「親衛隊」など、5部をすでに読んでる人間には嬉しい追加項目まであります。イタリア表記は下記を参照。

Quartiere C:C地区
Caporegime:幹部
Squadra Esecuzioni:暗殺チーム
Sezione Droga:麻薬チーム
Sezione Gestione Giochi D’azzardo:賭博管理チーム
Squadra Guardie del Corpo:護衛チーム
Consigliere:参謀
Unita Speciale per Boss:親衛隊

アニメ版は「親衛隊」の追加に加えて、「情報管理」が「賭博管理」に変更になっていますが何か理由があるんでしょうか?
ひょっとして麻薬チームみたいにサイドストーリーで語られるとか?

やまぴーとしては、賭博管理チームには第3部で出てきたあの兄弟がいてほしいなあ。再起不能にはなったけど死んではいないギャンブラーとプレイヤーが。

 

ボスに近づくにはここから上り詰めていかなきゃあならない、と語るブチャラティ。

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

ギャング版、島耕作のはじまりです。

なお、組織紹介のときに「この国ギャングは一般人と同じ格好をしている」というセリフには、誰もが「オイオイ」と思ったはず。
いや、荒木ワールドでは一般人もあんな恰好してるからいいのか。

 

一方、ポルポ自殺の噂がアニオリキャラたちの間で駆け巡ります。
余談ですが、裏社会の人間は本当にこうした業界内の情報を大事にするらしいです。留置所への差し入れは「実話ドキュメント」が喜ばれると聞いたことがあります。

うん、ここの構成員たちは普通の恰好してますね。

 

その情報はマリオ・ズッケェロとサーレーの耳にも入ります。

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

あれ?サーレーの姿が見えてますけどこの後の展開大丈夫なのかな…

アニメ版の第1話と同じく、漫画版の「4億円」は「50億リラ」に変更されてます。

 

アニメオリジナルの
「前、信号!」
「んぁ」
のやり取りがかわいい。
ズッケエロ、信号はちゃんと止まるのね。

そしてポルポの隠し財産を奪いに運転席からブチャラティの元へ旅立つズッケェロ。

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

これ、ズッケェロのスタンド能力知ってから見るとちょっと違和感あるよね。

 

そして場面はレストランに変わり、遂に4人が登場。

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

ミスタの『4』へのこだわりに対して、フーゴが「またですか」とオリジナルの返答。
これ、地味ながらナイス補完じゃあないですか?
漫画版の初耳のような態度は、ミスタとチームで行動していたらあるはずないですから。
ネコに片目を引っかかれる挿絵もナイス。黙ってケーキを取りに行くアバッキオはさらにナイス。というかミスタにケーキを食べさせようとする優しさ?
そういえばルミネのイタリアンフェアにイチゴケーキなかったな。

 

そんなやり取りの間にナランチャの計算が終了。ノートのラクガキは原作に忠実すぎるほど。

・ミッフィーみたいなマーク→・x・
・へのへのもへじ
・αとβ

ナランチャ、掛け算にαとβはいらないだろ。

 

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

そしてフーゴの罰ゲーム開始!
原作ファンが気になる二択問題の結果は…?

A:ド低能
B:クサレ脳ミソ

正解は…

 

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

クサレ脳ミソがァ――ッ

 

「ド低能」ではなくて残念なファンもいると思いますが、むしろ年々厳しくなる言葉狩りの中で「クサレ脳ミソ」でも使えたことを喜ぶべきです。
むかし、カムイ伝を読んでいて「あいつは目が不自由なのか」というセリフを見たときは戦慄を覚えたものです。くしゃがらくしゃがら。

 

そんな部下を叱りつけにブチャラティ登場。「店の入り口まで響いているぞ」と、これまたナイスすぎるアニメオリジナルのセリフ。
原作を読み返すと、4人は入口から見えるテーブルにいます。しかしブチャラティの性格を考えると、堅気の人間の迷惑にならないよう奥のテーブルを手配するはず。用心棒っぽくもあるし。
こんな改変は作品を深く読み込んでいないと思いつかないはず。見事としか言いようがありません。見事すぎてちょっとムカつくぐらいです。

ただ、アニメで初見の人はメンバーの名前覚えるの大変かも。年齢もジョルノの年齢から計算してナランチャが17歳ってことしかわからないし。

 

そしてアニオリの電話コールでブチャラティが一時退場したところで、先輩たちからジョルノへ新人研修のOJTとして『アバの紅茶』が登場。

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

そういえばルミネのイタリアンフェアにアバ茶もなかったな。

 

原作どおり歯の一本をクラゲに変えてアバ茶を吸収させるジョルノ。しかし、よく指摘されているとおり、あのサイズでは全部を吸収できないし能力解除したら尿が溢れ出るはずです。
ここはジョルノが意を決して飲んだと考えるべきでしょう。大事の前の小事です。

『やるべき目的』があるッ!
必ずやりとげてやる…そのためには…!
くだらない消耗があってはならないッ!
いや…逆にもっと強くなってやるッ!

 

なお、フーゴが物質を移動させてどうこう言ってたので、アバ茶の試練に対抗できそうなスタンドを列挙してみます。

・マジシャンズ・レッドで蒸発させる
・パール・ジャムで美味しくする
・ヘブンズ・ドアーで「尿が好き」と書き込む
・キングクリムゾンで飲んだ時間を飛ばす
・フー・ファイターズで養分にする
・ソフト&ウェットで吸い取る

アヴドゥルと定助以外は結局飲むハメになるな。

 

メンバーが徒歩での移動シーンでは、ミスタが車を壊したエピローグの伏線を挿入。伏線クラッシャーとして有名な荒木先生を見事にアシストしてます。

ブチャラティに泣きつくおばあちゃんにも「メニーニさん」という素敵な名前がついてます。友達のおばあちゃんにもほっぺにDVのプレゼントが。

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

ていうか窓から顔を出すおばあちゃんがかわいすぎ。ナランチャの次にかわいい。
でもかわいい顔してブチャラティへのプレッシャーは容赦ナシ。ウソをついている味の汗をタラタラさせるブチャラティが不憫でなりません。いつの世も、苦労するのはいい人です。

 

そしてアニメオリジナルの船のレンタルシーン。
プライスレスなブチャラティの信頼感。ナランチャの事前の仕込み。そしてビックリな船の自由選択。
アレは一隻限定だからできたのかと思ってたのに。あそこの船ぜんぶにズッケェロは例の仕込みをやったんでしょうか。それともダービー兄みたいに親父を買収してたとか?

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

でも、アニメを見返してみると「01」の鍵を借りたのに「LAGOON2」で出航しています。そしてブチャラティが指差した一番左の船は「LAGOON2」ではありませんでした。
ということは、船が決まってから例の仕込みをしたということになります。そんな短時間に仕込めるとは、ズッケェロのスタンドって実はかなり優秀だったのかも。

 

アニメ版ではてっきり「ソーダ」になると思っていたら「スパライト」という架空の飲料が登場してビックリ。メンバーもポルポ自殺を聞いてビックリ。

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

犯人モロバレのワンシーン。
それでも100億リラにはジョルノもビックリ。

はしゃぐナランチャがかわいいです。飼いたいぐらいかわいいです。
と思ったらシンデレラのように靴一足だけ残して神隠しに。
続いてミスタ、フーゴも神隠し。叫び声も効果音も聞こえることなく消えていく様子が逆に怖い。さすがはロマンホラー。演出が見事です。

 

ただ、耳出しブチャラティが見られなかったのが残念。どうでもいい話ですが、やまぴー的にはどうでもよくないのです。ピザ食いブチャやアバ茶催促ブチャは見逃せても、耳出しブチャだけは。

耳出しブチャラティが見てーんだよッ
オレはッ!

 

ジョルノの推測から、アバッキオのスタンドなら敵の謎が解けるかもな、と話すブチャラティ。しかしスタンドを出したがらないアバッキオ。年下の恋敵に素直になれない様子です。
「いや、ナランチャがいればお前には頼まないんだけど…」
と口には出さないブチャラティ。勝手な憶測ですが。

 

そして「何言ってんだおまえ?」からの、ジョルノの特攻。

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

名前出しちゃいますがソフト・マシーンのアニオリ描写がカッコ良すぎる!
タコの腕みたいにすげえ伸びてるじゃあないですか。これで射程距離Eとか信じられません。そうだよな、本当はポルポよりズッケェロのほうがタコ面だもんな。

 

そんなジョルノを見てアバッキオもスタンド発動。

ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

やまぴーの記憶が確かなら、このときの少年ジャンプのアオリが、
「アバッキオ、臨戦態勢!!」
となってて、かなりテンションが上がったのを覚えてます。
ちょっとしか見えないムーディー・ブルースにすげえワクワクしたなあ。

 

漫画版を読んでるのに毎回新鮮な感動があるアニメ版。
次回もワクワクして待ってます!

 

漫画版が読みたくなった人はコチラ↓

 

 

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