こんにちは、やまぴーです。
今回紹介する映画はコレだ!↓
映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」予告B
世界71ヵ国でNo.1大ヒット!
全世界をブッ飛ばした超過激スパイアクションが、
常識破りのパワーアップで帰ってくる!
まずはあらすじ、登場人物紹介、そして感想はネタバレなし/ありのふたつ、とおまけです。
あらすじ
キングスマン壊滅!英国紳士は、世界を飛ぶ!
世界的麻薬組織、ゴールデン・サークルの攻撃により壊滅したキングスマン。
残された2人、エグジーと、メカ担当のマーリンは、バーボン・ウイスキーの蒸溜所を経営するコテコテにアメリカンな同盟スパイ機関:ステイツマンと合流。
さらに目の前には、死んだはずのハリーまで現れる!
一方、上品な見た目に反して超サイコなゴールデン・サークルのボス、ポピーは、世界中の麻薬使用人を人質にした驚愕の陰謀を始動させていた。
果たして、エグジーの前に現れたハリーの秘密とは?
そして、一流エージェントに成長したエグジーは、敵の陰謀を阻止することができるのか!?(公式HPより)
かなり早い段階でキングスマン壊滅してビックリです。ていうか物語の大半はステイツマンの居候的ポジションです。
登場人物
ゲイリー・”エグジー”・アンウィン / ガラハッド – タロン・エガートン
ハリーの後を継いで、ガラハッドのエージェント名を受け継いだストリートあがりのキングスマン。
相変わらずスーツ姿よりヤンキー姿のほうがよく似合ってます。178cmあるのに、ハリーとマーリンがそれぞれ187cm、188cmもあるから並ぶとチビに見えて可哀そう。
演じるのは、『レジェンド 狂気の美学』『イーグル・ジャンプ』『SING/シング』のタロン・エガートン。
ハリー・ハート / ガラハッド – コリン・ファース
冷静沈着ながら、時に激情も垣間見せるキングスマンのエース・エージェント。
『キングスマン』の世界観そのものを物語っているキャラ。すんごい勢いで片目撃ち抜かれて劇的な死に方したはずなのにアッサリ復活。でも「あの映画ならありえるな」と思えてしまうのが不思議。
演じるのは、『イングリッシュ・ペイシェント』『シングルマン』『英国王のスピーチ』のコリン・ファース。
マーリン – マーク・ストロング
キングスマンの頼れるブレーンにしてメカ担当。実はカントリーミュージックのファン。
基本的に後方支援ながら今作での存在感はバツグン。次回作でもぜひ活躍してほしいです。
演じるのは、『シャーロック・ホームズ』『ワールド・オブ・ライズ』『キック・アス』のマーク・ストロング。
テキーラ – チャニング・テイタム
ショットガンを愛用するミスター・アメリカン。強くて自信満々だが、ステイツマンの問題児でもある。
ただいま人気上昇中のチャニング、本編でもご自慢のダンスを披露してくれます。
演じるのは、『ステップ・アップ』『マジック・マイク』『ローガン・ラッキー』のチャニング・テイタム。
ジンジャー – ハル・ベリー
ステイツマンの紅一点にして、メカ担当。実はエージェントになることを望んでいる。
基本的に後方支援で、マーリンと違い存在感はかなりナシ。俳優のムダ遣いな気がします。
演じるのは、『X-メン』シリーズ、『チョコレート』『007/ダイ・アナザーデイ』のハル・ベリー。
ポピー・アダムズ – ジュリアン・ムーア
世界的麻薬組織ゴールデン・サークルのボス。その物腰や風貌からは想像できないほどのサイコパス。
エルトン・ジョンに「ババア」連呼されてて可哀そうでした。お前なんてゲイのジジイじゃねえか。
演じるのは、『エデンより彼方に』『マップ・トゥ・ザ・スターズ』『アリスのままで』のジュリアン・ムーア。
シャンパン – ジェフ・ブリッジス
ステイツマンの豪快なリーダー。アル中を克服した今でも酒を愛し、なにかと口に含んでいる。
恐ろしいまでに存在感ナシ。間違いなく俳優のムダ遣いです。
演じるのは、『ビッグ・リボウスキ』『クレイジー・ハート』『アイアンマン』のジェフ・ブリッジス。
ウィスキー – ペドロ・パスカル
レーザー投げ縄を操るステイツマンのエース。陽気な性格で女性を口説くのも大好き。
あれ?オーランド・ブルームが出てる!でもクレジットに名前がないぞ?カメオか?って思ったら全然ちがう俳優さんでした。本編でかなり活躍してるのに名前の扱いが小さくて可哀そう。
演じるのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』『グレートウォール』のペドロ・パスカル。
チャーリー・ヘスケス – エドワード・ホルクロフト
キングスマンの試験に不合格となった元候補生。ポピーの”右腕“としてエグジーの前に立ちはだかる。
またお前かよ、さんざん負けてるじゃん、って思ったらかなりいい活躍してました。
演じるのは、『ヴァンパイア・アカデミー』『ロンドン・スパイ』のエドワード・ホルクロフト。
ロキシー・モートン / ランスロット – ソフィ・クックソン
試験に合格し、晴れてエージェント・ランスロットとなった、キングスマンの紅一点。
可愛いのに出番が少なくて残念です。王女はいらないからロキシーの出番を増やしてほしかったなあ。次回作こそぜひ活躍してほしいです。
演じるのは、『スノーホワイト/氷の王国』『ジプシー』のソフィ・クックソン。
エルトン・ジョン – エルトン・ジョン
ポピーに誘拐されたナイトの称号を持った超スーパースター。ポピーのためにピアノを弾かされる日々を送る。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のポール・マッカートニー程度のカメオ出演かと思ったら、めっちゃ出番多くて、というか話の本筋にもバリバリ絡んでてビックリしました。やまぴー的には、この映画はジョンとマーリンの映画です。
派手すぎる!映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』エルトン・ジョン特別映像
ネタバレなし感想
この映画をひとことでまとめるなら、
スパイ映画なのにサスペンス感ゼロ!
でもアクションとスパイ道具だけで十分に楽しい!
でも前作を観てるともっと楽しい!
評価:★★★★☆
アクション要素満載
単純にスカッと楽しめるアクション映画です。でもスパイ映画かと聞かれるとかなりクエスチョンです。
カメラワークがメッチャいいです。グルングルン移動しながらスローモーションと早送りが絶妙にブレンドされてます。
映画開始直後に肉弾戦と銃撃戦とカーチェイスがはじまるのもいいです。
スープとサラダ飛ばして、いきなり牛豚鶏のお肉3種盛りが来た感じです。
カーチェイスはマリオカートでしか見たことない動きをしてくれます。
スパイ道具も健在です。
大半は「ふざけてんのかこの野郎」という代物ですが、男の子の中2ゴコロをくすぐるには十分なディティールのものばかりです。
「秒でアガる」のキャッチに偽りはないですね。
ブラック要素も健在
ブラックなスパイスも健在です。
前作より多少マイルドになりましたが、それでもピリッときます。
人間をミンチに…!映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』衝撃的な本編映像
さらにエロいシーンもあります。ムラムラしないけど気まずいというタチの悪いエロシーンです。
スクリーン全開で繰り広げられますので、家族連れには結構な試練になると思います。
そう思うとセリフもやたら「ファック」連呼してるし情操教育的にはよくないですね。
でも麻薬とハンバーガーを控えさせるにはよい映画ですよ。
こまかいツッコミどころも満載
そして、こまかいツッコミどころとご都合主義が満載です。
「そんなにアッサリとアジトがわかるのか」とか「このキャラただの案内役じゃん」とか「シンガポールの奴どこいった」とか「王女ブスだな」とか。
あ、最後は関係ないですね。すいません。
でもこの映画のすごいところは、観客が「まあキングスマンだからいいじゃん」と、すべて受け流してくれる雰囲気を作っているところです。
この雰囲気を作れたら最強。
「あの人に言われるとセクハラに聞こえない」ぐらい最強のポジションです。
どうでもいいけど、ステイツマンのコードネームって「太陽にほえろ」っぽいよね。キングスマンのコードネームは「円卓の騎士」なのに差がありすぎます。
前作からの続きも満載
この映画、間違いなく前作を観てる方が楽しめます。
ていうか前作観てないと開始5秒で「誰このハゲ?」ってなります。
そこから先も「誰この味方っぽいハゲ?」「誰このブスなお姫様?」「なにこの剥製?」「JBってジェームスブラウン?」「なんで水責め?」と、かなり前作ありきの展開となっています。
キングスマンの代表的なセリフとなった、
“Manners maketh man.”
のくだりも、前作を観てると「今回はこうきたか~」と楽しめるはず。
よほど時間がない人以外は、ぜひ前作の復習を。
以上、ネタバレなし感想でした。
※ここから先はネタバレありとなります。
知りたくない人は、映画鑑賞を済ませてまた戻ってきてください。
もう鑑賞はお済みですか?
済ませてない人は食い殺しますよ?
ネタバレあり感想
細かいツッコミどころはあれど、基本的にはかなり好きだった本作。ここでは3人のキャラクターにフォーカスした感想をお伝えします。
テキーラの使えなさがいい
エグジーとコンビを組んでゴールデン・サークルと戦うのかと思ったら、中盤でアッサリ退場。凄まじいまでの肩すかしでむしろ気持ち良かったです。
退場間際には『ステップ・アップ』で鍛えたダンスもバッチリ披露。
っていうか、ウイルスのステージ2はチャニングを踊らせるためだけの設定だと思ってます。
そして『ローガン・ラッキー』を観た人なら、作中で流れる「カントリーロード」に繋がりを感じたはずです。
John Denver – Take Me Home, Country Roads
たぶん、ただの偶然なんでしょうけど。
マーリンの切なさがいい
マーリンもいいですね。有終の美というやつでしょうか。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』のヨンドゥを彷彿させる活躍っぷりです。
「任務終了までは涙をみせるな」とエグジーに言っておきながら自分が泣き崩れるお約束っぷり。念願のエージェントとなってスーツを着たと思ったら速攻で死ぬ姿に、観客全員が「マジで!?」と思ったはずです。
いやもう次回作でも活躍してほしいですよ。地雷で敵もろとも木端微塵になってましたが、キングスマンの世界観なら、なんとかなるんじゃないですか?
マーリンが吹っ飛んでエグジーとハリーがポピーランドに入ったあとに、第三の独立諜報機関がやってきて、マーリンの脳を回収してナノテクノロジーで復活させるとか。
もちろんランスロットも復活です。爆撃直前にマックブックが核シェルターに変形して彼女は無傷。同じようにJBもブレンデンも無事。もう何でもアリ。
ウイスキーはちょっと残念
かなりスクリーンで活躍してた割にはクレジットの扱いが不当に小さいわ、やまぴーのようなにわか映画ファンにはオーランド・ブルームと間違われるわ、で中の人がかなり可哀そうな感じのウイスキー。
キャラ的には「実は二重スパイでした」というサプライズ展開。ですがラストのエグジー&ハリーコンビとの戦いは、その前の銃撃戦やエルトン・ジョンの活躍が凄すぎて、ちょっと消化試合な印象でした。
そもそも「恋人が麻薬常習者に殺されたから」っていう理由が、もっともすぎてキングスマンのヴィランとしてはダメだった気がします。
もっと心底クソ野郎な設定が良かったな。
以上、ネタバレあり感想でした。
おまけ
気になって調べた言葉のいろいろ。
THE BITCH IS BACK
ポピーランドのシアターの看板に”THE BITCH IS BACK”と書かれていたので、調べてみたらエルトン・ジョンの歌でした。
The Bitch is Back
ちゃんと自分の歌も演らせてもらえてたみたいですね。
viva las vegan
解除コードの”viva las vegan”っていうのは、エルビスの名曲”Viva Las Vegas”と、
Elvis Presley – Viva las vegas HD
動物性の素材を使わない料理を注文するときの言葉、”Viva La Vegan”との合わせ言葉でしょう。
Golden Circle
今回の敵対組織である「ゴールデン・サークル」は、実際に世界最大の麻薬密造地帯である、タイ、ミャンマー、ラオスの3国がメコン川で接する山岳地帯「ゴールデン・トライアングル」(Golden Triangle)が元ネタでしょう。カンボジアはいい迷惑ですね。
ちなみに、”Golden Circle”で画像検索すると、ビジネス本に載ってそうな図がたくさん出てきます。
3作目とスピンオフ
続編となる『ゴールデン・サークル』、かなり収益的にも成功しているようで、はやくも続編となる3作目の構想が上がってますね。
ヴィランは「ザ・ロック」こと、『ワイルド・スピード』シリーズでおなじみのドウェイン・ジョンソンが候補だそうです。
しかもスピンオフ映画として、テキーラを主人公としたストーリーも構想中だとか。だから今回あんまり登場しなかったのか。生意気ですね。
はやくランスロットが主人公のスピンオフもお願いします。
◆こちらもオススメ
『キングスマン: ゴールデン・サークル』
Kingsman: The Golden Circle
キャスト(カッコは吹き替え)
ゲイリー・”エグジー”・アンウィン / ガラハッド – タロン・エガートン(木村昴)
ハリー・ハート / ガラハッド – コリン・ファース(森田順平)
ポピー・アダムズ – ジュリアン・ムーア(田中敦子)
マーリン – マーク・ストロング(加藤亮夫)
ジンジャー – ハル・ベリー(本田貴子)
テキーラ – チャニング・テイタム(中村悠一)
シャンパン – ジェフ・ブリッジス(菅生隆之)
ウィスキー – ペドロ・パスカル(宮内敦士)
チャーリー・ヘスケス – エドワード・ホルクロフト(櫻井トオル)
ティルデ王女 – ハンナ・アルストロム(佐古真弓)
クララ – ポッピー・デルヴィーニュ(木下紗華)
アメリカ合衆国大統領 – ブルース・グリーンウッド(志賀麻登佳)
フォックス首席補佐官 – エミリー・ワトソン(野沢由香里)
ロキシー・モートン / ランスロット – ソフィ・クックソン(下山田綾華)
アーサー – マイケル・ガンボン(長克巳)
エルトン・ジョン – エルトン・ジョン(岩崎ひろし)
監督 マシュー・ヴォーン
脚本 ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ヴォーン
原作 マーク・ミラー、デイヴ・ギボンズ
製作 マシュー・ヴォーン、アダム・ボーリング、デヴィッド・リード
製作総指揮 マーク・ミラー、デイヴ・ギボンズ、スティーヴン・マークス、クラウディア・ヴォーン、ピエール・ラグランジェ、音楽 ヘンリー・ジャックマン、マシュー・マージェソン
撮影 ジョージ・リッチモンド
編集 エディ・ハミルトン
配給 20世紀フォックス