はい、月イチ恒例の映画感想、今回見に行った映画は『美女と野獣』です
「美女と野獣」日本版本予告
マーベル好きの自分には珍しく世の男の大半が苦手とするラブロマンスもの
でもディズニーだしツムツムでもお世話になってるから問題ナシ
いやマジで強いですよ、この2人は
いきなり脱線してすいません
ここから先はみなさんがアニメ版を見てる前提でしかもネタバレお構いなし、ってことでいきたいんですが、かまいませんね?
ストーリーはアニメとほぼ一緒です
チョーシに乗ってた王子が魔法使いにお仕置きとして野獣に姿を変えさせられちゃいます
で、真実の愛を見つけるまで呪いは解けないわ、しかもバラの花びらが落ちきるまでというタイムリミットまで付いてるわ、のおとぎ話の鉄板要素が満載です
個人的には悪さした張本人の王子よりとばっちり食った召使いたちのほうがひどい姿に変えられるってのが昔から納得できません
ケモノならまだしも家具って…
今回はヒロインのベル役がエマ・ワトソンだから、野獣にかけられた呪いにホグワーツ仕込みの魔力で呪詛返しを……などとちょっと期待しましたがもちろんそんなシーンはありません
ベルは変わり者なので村の中では浮いてる、って設定ですが美人なんで「高嶺の花すぎて誰も寄りつかない」ってほうが適切かも
いつの時代も美人は得ですね
そんなベルに猛烈アタックする物語でのヴィラン役(悪役)、ガストンですが中の人がカッコ良すぎます
ホビットのドラゴン殺し、弓の達人バルドじゃないですか
正直、カッコ良すぎてヴィランに見えません
バカだけど熱血漢っぽいし村人たちには慕われてそうだし、酒場のミュージカルシーンは個人的に映画のなかで一番だったし全然憎めません
途中で「娘はやらん」と言われてベルのパパに思わずパンチ&縛りつけしちゃうけど、昔の時代はあのくらいよくあったんじゃないの?
三国志なんてもっとひどい話いっぱいあるし
ラストのほうでは命乞いをしつつも背後から銃でズドン!と、ヴィランっぽくなってきますが、やっぱりなんかカッコいいから困ったものです
やっぱこの人はバルドやドラキュラの人ですよ
ガストンはイケメンって設定ですけどアニメだとこんなんでしょ
オードリー春日ぐらいでも十分だったと思います
一方の野獣さんは人間に戻った姿がダサくてアニメどおりで安心しました
映画館で横に座ってた若い子たちも「人間のときはカッコ悪い」って言ってたからこれは世代を超えた共通認識だと思います
ぜったい野獣のときのほうがカッコいいですね
そうそう、ベルがガストンじゃなくて野獣を選んだきっかけは「本をたくさん持ってた」ってことで間違いないですよね
スポーツ系男子より文系男子がよかったってことですよね
あ、でも野獣は身体能力も高いか
お城の外壁ピョンピョン跳び回る跳躍力にオオカミもぶっ飛ばしちゃうパンチ力
しかも普段はヒロインにぶっきらぼうな態度取ってるけど、部活の帰りに別の不良グループにちょっかい出されてるヒロインを見つけて思わず大奮闘?みたいなモテヤンキータイプ
かと思えば図書館通いの一面も見せて意外と成績上位?みたいな
しかも家柄までロイヤルっていうチートキャラ
うん、やっぱりガストンを応援したくなるね
余談ですが、野獣がベルに看病されながらベッドで寝てるシーンで横向きに寝返ったときに「枕側の角って?」と気になって仕方なかったです
ってなんかツッコんでばかりですが、実際のところ映画の内容は?というとすっごい面白かったです
ところどころアニメ版より説明の細かい箇所もあるので、アニメ版見てない人はもちろん、見てる人もプラスで楽しめるはず
ハッピーエンド確定だから安心して鑑賞できるのもいいですね
相変わらずCGは超キレイで晩餐会で召使いたちが踊り出すシーンとか、もう実写のディズニーなのかアニメのディズニーなのかよくわからなくなってきます
ベル以外全部CGだもんね
家具たちもアニメ版並みに動き回っててビックリというか、もうこのくらいのCGは当たり前の時代なんだなあ
そして後半の村人との乱闘シーンでは、ポット夫人の熱湯攻撃がガチの拷問っぽくて違う意味でビックリ
てか召使いたちで拷問器具になった奴らとかいたらすげえ戦いになったろうね
ディズニー的に許さないでしょうけど
ハッピーエンド確定だからバラの花は落ちて野獣が死んじゃっても安心
むしろ家具に戻っていく召使いたちの動きは一見の価値ありです
その後、アニメ版では影の薄い魔法使いが現れてロスタイム表示してくれて野獣も召使いたちも見事に復活
しつこいですが魔法使いが登場したときに「その者を蘇らせたくば…」みたいな戦いがベルと繰り広げられるかとちょっと期待
もちろん叶わず
ラストはみんなハッピーな大円満です(ガストン除く)
やっぱ映画のラストはこうじゃなきゃ
って俳優さんよく見てたら置時計がイアン・マッケランじゃないですか!
おいおい、白のガンダルフかよ!
やっぱ魔導大戦に突入するしかありませんよ!
さらにロウソクはユアン・マクレガーじゃないですか!
これは宇宙戦争にまで突入ですよ!
100年語り継がれる戦いの幕開けですよ!
…と、いつものようにまったく参考にならない映画感想ですが、見に行く価値は十分の映画であるのは間違いナシです
興味ある人はぜひ☆
映画『美女と野獣』(原題:Beauty and the Beast)
製作会社 – ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給 – ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
キャスト(カッコは吹き替え)
ベル – エマ・ワトソン(昆夏美)
野獣 – ダン・スティーヴンス(山崎育三郎)
ガストン – ルーク・エヴァンズ(吉原光夫)
モーリス – ケヴィン・クライン(村井國夫)
ル・フウ – ジョシュ・ギャッド(藤井隆)
ルミエール – ユアン・マクレガー(成河)
コグスワース – イアン・マッケラン(小倉久寛)
ポット夫人 – エマ・トンプソン(岩崎宏美)
監督 – ビル・コンドン
脚本 – スティーヴン・チョボスキー、エヴァン・スピリオトポウロス
製作 – デヴィッド・ホバーマン、トッド・リーバーマン
製作総指揮 – ジェフリー・シルヴァー、トーマス・シューマカー、ドン・ハーン
音楽 – アラン・メンケン
主題歌 – アリアナ・グランデ、ジョン・レジェンド
「美女と野獣」アリアナ・グランデ&ジョン・レジェンド ミュージック・ビデオ