映画『ジュマンジ2 ウェルカム・トゥ・ジャングル』ゲーム世界のおもしろさと隠された謎に迫る(ネタバレ感想)

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

こんにちは、やまぴーです。

今回ご紹介したい映画はコイツです!

映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』新予告

1995年に公開され大ヒットとなったロビン・ウィリアムズ主演の『ジュマンジ』から20余年、待望の、というか忘れた頃に続編が登場。

前回はボードゲームでしたが、今回はプレイヤーがゲーム世界に飲み込まれてのガチ・ゲーム。

前作が評判良かっただけに、今さらの続編ってどうなの?と思いつつも、まわりの評判が良かったので観に行きました。

先に言うけど、面白かった!

まずはあらすじと登場人物、そしてネタバレなし感想では映画のおもしろさ、ネタバレあり感想ではゲーム『ジュマンジ』の謎について迫ります。

※ネタバレなし部分でも、公式情報レベルでのネタバレはあります。

あらすじ

ゲームの舞台は猛獣だらけの超危険なジャングル!
ライフは<3回>、使い切ったらゲームオーバー
超難関のステージをクリアするしか道はない!

1996年。
父親がビーチで偶然拾ってきたボードゲーム「ジュマンジ」に、高校生の息子は古くさいからと興味を示さない。ある夜、ジュマンジの箱から太鼓の音が響き、息子は箱の中にテレビゲームのカセットを見つける。そのカセットをマシンにセットすると―。

そして現代。
4人の高校生が学校で居残りとなっていた。気弱なゲームオタクのスペンサー、頭が悪いアメフト部員のフリッジ、セルフィー大好きうぬぼれ美人のベサニー、そしてシャイで真面目なガリ勉のマーサ。地下倉庫の片付けを言い渡された彼らは、そこで古いテレビゲーム「ジュマンジ」を発見する。それぞれプレイするキャラをセレクトして遊び始めると、なんとそのままゲームの中へ吸い込まれてしまった…。気がつくと、周りはジャングル!しかも選んだゲームキャラの外見に!!
案内人ナイジェルによると、ジュマンジの世界が危機を迎えているという。ヴァン・ペルトという男が伝説のジャガー像から聖なる宝石を奪い、平和だったジュマンジに呪いがかけられてしまったからだ。その宝石をジャガーの像の眼に戻し、「ジュマンジ!」と叫んで呪いを解く、というゴールが4人に託された。
恐るべき強敵に、危険な野生動物たち、ジャングルの大自然…。それぞれのスキルを駆使し、次々と立ちふさがる難関と戦う4人。各自に与えられた「ライフ」は3回。つまり3回命を落とすとゲームオーバーになるのだ。現実世界に帰るには、ゲームクリアしかない!ジュマンジ内で出会った仲間も加わり新たなチームとなった5人は、果たして全員生きて帰ることができるのか?

海岸に埋まっていたボードゲームを見つけて…と、ちょうど1995年に公開された前作『ジュマンジ』のラストシーンから続く展開になっています。

しかし、今回は拾った父親の息子がテレビゲームに夢中で、古くさいボードゲームには興味ナシ。プライドを傷つけられたのか、ジュマンジは一晩でボードゲームからスーファミっぽいゲームにバージョンアップ。イノベーション過ぎますね。

前作では、舞台は現実の世界で、ボードゲームのマス目ごとに怪奇現象が起こっていました。続編となる今作では、プレイヤーはいきなりゲームの世界に飲み込まれ、自分ではないキャラ(アバター)となり、3つライフを使い切るまでにゲームをクリアする、というルールに変更されています。

登場人物

【現実】スペンサー
【ゲーム】スモルダー・ブレイブストーン博士
<スキル>勇気、クライミング、スピード、ブーメラン、キメ顔
<弱点>なし

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

現実世界では、気弱なゲームオタク。
格闘ゲームも強い。友達のフリッジには宿題を手伝わされたりして、ちょっとパシられ感あります。
ゲーム世界では、勇敢で無敵なムキムキ冒険家。
といいつつも中身がオタク少年なので外見とミスマッチな行動がてんこ盛り。今回のロック様のヘタレ芸は一見の価値アリです。というか、ロック様が今回の役を楽しまれてる感をビンビン感じます。
演じるのは、『ワイルド・スピード』シリーズ、『ランペイジ』のドウェイン・ジョンソン。

【現実】ベサニー
【ゲーム】シェルドン・”シェリー”・オベロン教授
<スキル>地図製作、考古学、古代生物
<弱点>持久力

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

現実世界では、セルフィー大好きうぬぼれ美人。
うぬぼれてるとはいえ、セルフィーに賭ける意気込みが超ストイックだし外見どころか性格もいい超チートキャラ。フォロワーになりたい。
ゲーム世界ではデブオヤジの地図専門家。
現実にいそうなゲイのおっさん。こちらもジャック様がノリノリでゲイってます。パーティーに必要なキャラですが、能力低くて自分だったらゲームやる気なくします。
演じるのは、『スクール・オブ・ロック』『キングコング』のジャック・ブラック。

【現実】マーサ
【ゲーム】ルビー・ラウンドハウス
<スキル>空手、太極拳、合気道、ダンス・ファイティング
<弱点>毒

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

現実世界ではシャイで真面目なガリ勉。
おそらく4人のなかで一番の問題児。自覚ナシに振るわれる言葉の暴力。っていうかすげえ現実にいそうです。
ゲーム世界ではタフなセクシー美女戦士。
なぜかゲーム世界では定番になっているダンス格闘家。現実では見たことないです。「ジャングルなのに露出過多」とか、言ってはいけないツッコミシーンもあり。弱点の「毒」って、普通はみんな弱いんじゃないかな。
演じるのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのカレン・ギラン。

【現実】フリッジ
【ゲーム】フランクリン・”ムース”・フィンバー
<スキル>動物学、武器運び
<弱点>ケーキ、スピード、強さ

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

勉強が苦手なアメフト部のスーパースター。
超リア充で、うぬぼれ感でいえばベサニーよりコイツの方が上。
ゲーム世界では足が遅い武器係の動物学者。
弱点が「ケーキ」とか意味がわかりません。「たけしの挑戦状」ぐらい不条理です。引き締まった身体なのにデブオヤジより走るの遅くて視覚的に超おもしろいです。でもゲーマーの視点でいえばスキル的にかなり強く、中級者向けキャラです。
演じるのは、『リベンジ・マッチ』のケヴィン・ハート。

【ゲーム】シープレーン
<スキル>飛行機の操縦、マルガリータ作り
<弱点>蚊

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

ジュマンジの中で出会った5人目の仲間。
説明するとネタバレになってしまうので、詳細は後半にて。しかし、ジャングルが舞台のゲームで弱点が「蚊」って不利すぎる気がします。マルガリータ作りのスキルもマジいらないし。おそらく5人中最弱です。
演じるのは、ニック・ジョナス。

【ゲーム】ラッセル・ヴァン・ペルト 

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

伝説のジャガー像から聖なる宝石を奪い、ジュマンジの世界を支配しようとする悪者。いわゆるラスボスで、妖術っぽいこともするし、北斗の拳にいそうな手下もたくさん。
前作の『ジュマンジ』でも、主人公を追い回す同名のハンターがいました。
演じるのは、『アントマン』『SPY/スパイ』のボビー・カナヴェイル。

【ゲーム】ナイジェル

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル
ジュマンジの世界にいるNPC(プレイヤーが操作しないキャラクター)。ヴァン・ペルトから盗んだ宝石を、4人にジャガー像の眼に戻すよう託す。
決まったセリフの応対しかせず、想定外の質問にはすべてシカト。そう思うとsiriってすごいね。この映画では、これらNPCがめっちゃいい味出してます。
演じるのは、『イエスマン “YES”は人生のパスワード』のリス・ダービー。

ネタバレなし感想

この映画をひとことでまとめると、

ゲーム世界ならでは、思春期ならではの「あるある感」がおもしろすぎる!
アクションあり、笑いあり、成長ありの殿堂入り映画

評価:★★★★☆

殿堂入りっていうのは「ファミ通」のパクリです。それぐらいおもしろかったです。

学校の先生から居残りを命じられた4人の高校生が、地下倉庫で偶然見つけたテレビゲーム。スイッチを入れるとそのままゲームの世界へ…、と超ありがちな展開。そしてゲーム世界でも「あるある」なゲームルールの数々。観てるほうが恥ずかしくなる思春期ならではの「あるある」も充実。

死にそうな(たまに本当に死ぬ)アクションと、あるある感のユルい笑いのギャップが絶妙な本作。以下、ゲーム部分と思春期部分に分けておもしろさを紹介します。

ゲームならではのおもしろさ

今回の映画のキモは間違いなくテレビゲームのあるある感。ゲームをやったことがある人なら絶対に「あるわー」と言ってしまうはずです。

やまぴーが一番ツボだったのは、プレイヤーが操作しないキャラ(NPC)の行動。
まわりで大爆発が起ころうが大乱闘が起ころうが一切スルー。延々と「食べ物だよ~無料だよ~」と持ち場を離れず自分のセリフを連呼します。ちょうどドラクエで、家の花瓶を割られたりタンスを開けられたりしてるのに、ニコニコして立ってる住民と一緒です。
特定のキャラが話しかけるシーンで別キャラが話しかけると、「お前じゃねえよ」って視線を投げかける仕草や、回答の選択肢を間違えると「ここへ何しに来たんだ?」と延々尋ね続ける仕草もゲームあるあるで笑えます。

そして死んでもすぐ復活する安直さ。復活の演出として、死んだときの装備のまますげえ上空から地面に落ちてきます。高さには強いのかと思ってると、高いところから落ちると普通に死んでるのでよくわかりません。きっと復活時の無敵時間を利用した演出なんでしょう。映画ではこの復活の演出を利用した攻略もあってゲーマー心をくすぐられます。

ほかにも、「やられた敵が爆発する」とか「上空に吹っ飛んだ敵が戻ってこない」とか「ステータス確認画面が出てくる」など、ゲーム世代にはあるあるの演出がてんこ盛り。

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

プレイヤー側も、タイミング覚えてるから即死トラップを難なくかわせる覚えゲーのような演出あって、緊迫感とユルさおハーモニーが絶妙です。

ただ、ゲームの中なのに、お腹が空くとかおしっこがしたくなるとか生理現象は異様にリアル。ゲームキャラのちんちんの機能的な部分もリアルに再現されてるみたいです。
そんな生理現象を再現する容量あるなら、スタートのキャラ選択画面でキャラの外見くらい表示しろよって思いますが、そういうツッコミは無粋かな。

入れ替わりのおもしろさ

この映画のもうひとつのおもしろさは、現実世界の高校生とキャラの見た目のギャップ。
現実で地味なふたりはイケイケキャラに、逆にリア充なふたりは地味キャラにと、4人は現実と真逆のキャラに入れ替わります。

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

見た目はマッチョでも中身はオタク少年なので自分の腕の太さにビビったり、見た目はセクシー美女でも中身は地味子なので髪をかき上げる仕草が貞子だったり、挙動のひとつひとつが笑えます。ヒゲデブオヤジのセクシー仕草はナチュラルすぎて普通に新宿二丁目あたりにいそう。

童貞がホットドッグプレスを読んで実践したようなキスシーンは、映画史に残る名場面になりそうな予感です。あれを巨大スクリーンで観るだけでも映画館に足を運ぶ価値アリですね。

また、自分と真逆のキャラをプレイすることを通じて、現実の自分に足りない気持ちや考えに気づいていていく成長物語、いわゆるジュブナイル映画としての要素も持っています。
ただ、成長過程や仲間同士の心の交流については、けっこうアッサリしてます。自信がない仲間も「はげます」のコマンドで精神力回復、みたいな。
このあたりは90年代のゲームということで大目に見てあげましょう。

まとめ

なんでもアリのゲーム世界で、死にそうな(たまに本当に死ぬ)アクションと、あるある感のユルい笑いのギャップが絶妙な本作。キツい下ネタもなく、くだらない(いい意味で)ギャグ満載で、どんな人が観ても楽しめるはず。
テレビゲームをやったことがある人、思春期を体験したことがある人なら楽しめる映画です。ぜひ劇場でご覧ください。

※ここから先はネタバレありです。映画を鑑賞しないと先のコマには進めません。

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

いーかげんにシロサイ!

ネタバレあり感想

前作とのつながり

前作の『ジュマンジ』を彷彿させるシーンがいくつかありましたね。

・海岸に打ち上げられたボードゲーム
・すでにゲームを始めているプレイヤーの存在
・小屋に彫られていた「アラン・パリッシュここにあり」
・敵キャラの名前が「ヴァン・ペルト」
・ジュマンジといえばサイの大群
・クリアの条件は、大声で「ジュマンジ!」
・なにより、ドンドコドコドコの太鼓の音

前作を観なくても問題ありませんが、観てるとより楽しめるボーナスコンテンツ的要素です。

ジュマンジ無理ゲー疑惑の謎

今回のジュマンジでどうしてもわからない謎がひとつ。
それはキーアイテム、「失われたピース」に関連する謎です。
映画を観ると、実は「失われたピース」とはアイテムではなく、4人より20年も早くゲームを始めていた飛行機乗りキャラのシープレーンであることがわかります。ゲームクリアには彼の存在が必要なのです。

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

え、ちょっと待って。じゃあ20年前にアレックスがひとりでゲーム始めてもクリアできなかったってこと?

映画を観た人ならわかりますが、シープレーンひとりでは絶対ムリでしょう。そもそも「ジュマンジ」は多人数プレイ前提のゲームです。
ひとりで飲み込まれた時点でクリア不可能なんてとんだ無理ゲーですよ。クソゲー以下です。

余談ですが、ファミコン時代にはそもそもクリア画面がプログラムされてない「クリア不可能ゲーム」が実は存在してたとか。

今の時代なら、修正プログラムをダウンロードしてゲームバランス調整できますが、90年代ゲームにそんな芸当は到底無理。アレックス可哀そうすぎます。

ここからはやまぴーの勝手な憶測ですが、「こりゃヤバい」と思ったジュマンジは次のプレイヤーが参加してくるまでアレックス生かしておいたんじゃないでしょうか。
だってローソクぐらいで、ジャングルにいて20年も蚊に刺されないとかありえないでしょう。

プレイもされずに「つまんねえ」と言われて、一晩でボードゲームからスーファミソフトに進化するほどプライドの高いジュマンジですから、「無理ゲー」「クソゲー」呼ばわりは耐えられなかったんだ、と勝手に思ってます。

実はジュマンジ、前作から通じて死者は一人も出てないんですよね。少なくともゲーム内では。基本的に全員生還してます。しかも生還後の生活はゲーム開始前よりリア充してますし。
そう考えると、ホントに殿堂入りの良ゲーかもしれません。90年代なのに5人同時プレイという荒業もやってますし。

ぜひとも続編に期待したいですね。

次回作にも期待

なんと、早くも続編が検討されてるとか。
やっぱりボーリングの玉ぐらいじゃ壊れないよね。

勝手な希望ですが、今度は違法改造装備したチートプレイヤーとか登場してほしいです。ゲームバランス無視でマジでジュマンジの世界の危機とか。で、ヴァン・ペルトと共闘とかしてくれると燃えます。
あるいは漫画の「ガンツ」みたいに、ゲーム世界にハマって帰ろうとしないすげえ強いプレイヤーが出てくるとか。

ああ、やっぱりゲームネタって考えるだけでワクワクするなあ。

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
Jumanji: Welcome to the Jungle

キャスト
※カッコ内は日本語吹替

スモルダー・ブレイブストーン博士 – ドウェイン・ジョンソン(楠大典)
シェルドン・”シェリー”・オベロン教授 – ジャック・ブラック(高木渉)
ルビー・ラウンドハウス – カレン・ギラン(白石涼子)
フランクリン・”ムース”・フィンバー – ケヴィン・ハート(伊藤健太郎)
マクドノー – ニック・ジョナス(KENN)
ラッセル・ヴァン・ペルト – ボビー・カナヴェイル(黒田崇矢)
ナイジェル – リス・ダービー(江原正士)
スペンサー・グリフィン – アレックス・ウルフ(木村良平)
ベサニー・ウォーカー – マディソン・アイゼマン(M・A・O)
アンソニー・”フリッジ”・ジョンソン – サダリウス・ブレイン(武内駿輔)
マーサ・カプリー – モーガン・ターナー(水瀬いのり)
アレックス・ヴリーク – コリン・ハンクス(千葉進歩)

監督 ジェイク・カスダン
脚本 クリス・マッケンナ、エリック・ソマーズ、スコット・ローゼンバーグ、ジェフ・ピンクナー
原作 クリス・ヴァン・オールズバーグ『ジュマンジ』
製作 テッド・フィールド、ウィリアム・タイトラー、マット・トルマッハ、マイク・ウェーバー、ドウェイン・ジョンソン
音楽 ヘンリー・ジャックマン
撮影 ギュラ・パドス
編集 マーク・ヘルフリッチ、スティーヴ・エドワーズ
製作会社 コロンビア映画、マット・トルマッハ・プロダクション、レイダー・ピクチャーズ、セブン・バックス・プロダクション
配給 ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

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